本当にやりきれない話だと思う。八百長で何度も存亡に危機に瀕したCPBLでまた八百長騒ぎだという。
夕刊フジのニュース

台湾誌「壹週刊」電子版は8日、「台湾野球で裏稼業 外国人投手に賭博関与疑惑」という衝撃的な記事を投下した。
記事では「2009年に八百長事件が炸裂後、台湾の野球選手には厳格な防止策が講じられているが、外国人選手は簡単に接触できる。特に先発投手が暴力団の標的となった」と背景を説明。


その外国人は日本でも投げた選手だという。実名は上げていないが、その選手が自らも八百長をし、他の外国人にも勧誘をしたという。

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CPBLには、台湾アマ球界のトップ選手が行くことは少ない。度重なる八百長事件で社会的信用がなく、経済規模も小さいからだ。特に投手は今オフも国立台湾体育運動大の呂彦青が阪神に入団したように、CPBLに行かず、NPBやMLBに流れることが多い。
このために台湾球界は極端な打高投低で、4割打者が続出している。
各球団は投手を補強するために、外国人投手を入れている。CPBLの投手成績は、ほぼすべてが外国人で埋まっている。

そういう状況だから、外国人の先発投手が八百長をすれば、勝敗を動かすことができるのだ。
NPBから移籍してCPBLで投げている投手と言えば、元ヤクルトのロマンや、元オリックスのフィガロなどがいる。彼らが八百長に関与したとすれば、深刻な話だと思う。

今も言ったように、台湾は球団が消滅するような八百長事件を何度も起こし、国民から愛想をつかされている。
昨年、王柏融という中国文化大出の超プロスペクトが珍しくもCPBLのLamigoに入団し、いきなり4割を打ってMVPになった。今季も4割を打ち三冠王、凄い選手が登場して盛り上がっている最中だ。

間もなくアジアチャンピオンシップのために台湾代表が日本にやってくるが、そういう盛り上がりに水を差す、残念な事件だ。

今月末には私は台湾のウィンターリーグを見に行くが、CPBL、そして台湾野球はどうなるのか、地元の野球関係者に聞いてみようと思う。

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