昨日のアジアチャンピオンシップは、結果的に勝つことはできたが、いろんな問題点が浮かんできた。
24歳以下、または入団3年以内の選手で編成される。オーバーエイジ枠もあり。

侍ジャパンはみんな疲れている印象だった。はじめてフルシーズンを戦った源田、京田の両遊撃にしても、薮田や近藤大亮、多和田にしても、余力が残っていない印象だった。

そんな中で活躍したのは、後半戦試合に出ていない近藤健介と、後半戦から活躍した山川穂高だった。
同点本塁打の上林はポストシーズンほぼ全休。そういう選手が元気だった。

若い選手はスタミナがありそうだが、経験不足のために体のケアやペース配分が不十分で、疲れやすいのだ。

それにしても山川はすごい。怪我さえなければ来季、タイトルは間違いないだろう。

韓国の先発張現植は、ガムをくっちゃくっちゃさせながら投げた。他にもそういう投手がいたが、KBOでは流行っているのだろうか?
MLBでも噛み煙草をくちゃくちゃする選手はいるが、投手はいなようだ。
みっともないと思う。

韓国投手はみんなきれいな4シーム、打ちやすそうだったが、元気のない侍は打ちあぐんだ。
反対に、韓国打線は日本投手の速球やスライダーが甘く入るときれいににはじき返していた。

李鍾範の息子、李政厚はしなやかな身のこなしで、いかにも運動神経がよさそうだ。金ハソンの左翼への本塁打は、ライナー性。振りの鋭さは日本人打者を上回っている。

しかし投手陣の層の薄さは、昔から変わっていない。先発投手が降板するとだんだん質が落ちてくる。

タイブレークに入って日本が又吉克樹の不振で3失点した裏に出てきた救援投手は制球も悪く、変化球も大したことなかった。それでも大逆転は凄いが、打つばかりで投げる方がおろそかという韓国野球はそのままだと思った。

田村のサヨナラ安打、解説の伊東勤「田村には捕手の技術だけでなく、バッティングも教えたつもりなんですけどねえ」前進守備の外野の間を抜いた。

タイブレーク制を考えれば、スペシャルの救援投手を残しておいた方が良いことがはっきりした。年齢枠を別にすれば、今のNPBでは松井裕樹、山崎康晃、クローザーではないが福山博之のような、走者を出しても無失点に抑える可能性が高い投手を1枚用意しておく方が絶対に良い。

それにしても19時スタートはおそすぎる。23時近くまで試合が伸びた。タイブレークも時短になっていない。

今日の台湾-韓国戦、ガラガラだろうが、台湾は超CPBL級のLamigo王柏融が出る。彼が陽岱鋼と外野を守る。これはわくわくする。
ぜひ注目したい。

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