フジテレビの野球中継は危なっかしくて見ていられない。昨日は、フジの竹下陽平アナ、バックネット裏の郭源治に「郭泰源さん!」と呼びかけた。これはアウトだ。

バックネット裏でマイクを握った郭源治は郭源治で、陽岱鋼について聞かれたときに
「彼は、私と同じ原住民なんですよ」
中継車内のあたふたが目に浮かぶようだ。

日本では「原住民」は、放送禁止用語だが、台湾では住民の区別として普通に使われる。
1945年、日本の敗戦以後に、中国共産党から追われて蒋介石とともに中国大陸から移ってきた人々を「外省人」、それ以前から台湾に居住していた人を「本省人」というが、その中でもポリネシア系の太古から居住していた人を「原住民」と呼ぶ。今の台湾では「本省人」と言えば、一般的には漢民族のことを差すようだ。

「原住民」は、漢民族に比べれば経済的に恵まれず、社会的差別を受けている。しかし身体能力は高く、オリンピック選手などスポーツ界での活躍が目立つ。
野球の世界でも、CPBLで活躍する選手はほとんど原住民だ。台湾本塁打記録を持つ張泰山もそうだし、郭源治、郭泰源、そして陽岱鋼もそうだ。
郭源治は、それを誇らしいこととして言おうとしたのだが、日本では通じなかった。

陽岱鋼は、兄弟も有名な野球選手。一族にも有名なアスリートがいる。名家だ。ちなみに、台湾での人気は日本でいえばイチローなみだ。

さて、台湾野球には、左の好投手がいない。CPBLの防御率10傑でいえば道恩斯(ダリン・ダウンズ)ともとDeNAの王溢正くらいだ。打者は左の好打者が多い。

このために、日本が左の今永を先発させているのに台湾は6人も左打者を並べる結果になった。
台湾には、今永のような切れ味のあるサウスポーはいない。4回まで12のアウトのうち11を三振で記録したのは、このためだ。
まさに投手力において、決定的な差があった。

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打撃、パワーではそれほど差はないが、対戦する投手の経験値において、決定的な差があったのだ。

注目の王柏融は、内野安打1本、評判倒れに終わった。

台湾野球は、CPBLをもっとしっかりした組織にしない限り、野球のレベルは上がらないだろう。
人材流出が続き、自前の選手も育成できない。

素材としては素晴らしい選手が多いのだが、畑が良くないと思う。

今日の韓国戦、韓国はまた「打ってやろう」と身構えている。巨人、田口麗斗は、今永のように超絶投球を見せることができるか。

注目したい。

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