サッカーのAFCチャンピオンズリーグで浦和レッズがサウジアラビアのアルヒラルを1-1、1-0で下してアジアチャンピオンになった。この試合は地上波では中継がなく、BS、CSだけだったが、表彰式を放送しなかったことが問題になっている。

ガジェット通信
スタジアムでは表彰セレモニーの準備が進められる中、BS日テレの中継は突如終了。番組は『歌え!昭和のベストテン 昭和54年SP!晩秋の名曲祭り』へと切り替わってしまったのだ。

ネットのファンは
嘘だろ表彰式を放送せずに「別れても好きな人」だと

と怒っているとのことだ。

放送局の判断としては、サッカー選手の表彰式よりも、昭和歌謡の方が支持されている、ということなのだろう。

AFCチャンピオンズリーグは、2002年に始まった。
大陸別のチャンピオンを決めるアジア版であり、16年の歴史を持つ重要な大会だ。
今年、ちょろっとはじまった野球のアジアチャンピオンシップよりもはるかに重い大会だと思うが、アジアチャンピオンシップは地上波で中継されたが、サッカーの方はBS、CSどまり。しかも途中で歌謡番組のために打ち切られた。

地上波やその系列のテレビ局にとって、野球もサッカーも、スポーツ中継は、この程度の扱いなのだ。

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Jリーグの総観客動員は910万人ほど、NPBは2510万人ほどだが、スタジアムに駆けつけている観客にはリピーターが極めて多い。ネットでいうところのユニークユーザーにすれば、J、NPBともに半分以下になるのではないか。Jは400万人、NPBは1000万人というところか。
日本の人口比でいえば、Jは3%少々、NPBは8%ほど。
これだけしか注目する人がいないとすれば、地上波での放送は成り立たないし、BS、CSでもメインのコンテンツとしては難しい。

Jリーグは今年、DAZNとの長期契約がスタートし、こうしたサッカーファンのための放送を本格的に開始した。有料ではあるが、試合をきっちりと視聴させることで、コアな顧客をしっかり確保しようとしている。
AFCチャンピオンズリーグは、DAZNのメニューにないため、こうした事態になったのだ。

NPBはこの部分が不明確だ。球団ごとに放映権ビジネスをしているために、どこで放送されるかがよくわからない。今年のCSは、DeNA戦がほとんど視聴できなかった。
機構全体で放映権ビジネスを展開していないために、こういうことになるのだ。
パ・リーグはPLMによるパ・リーグTVである程度統括されているが、セはローカル局のからみもあり、未だに統一できていない。

今後のプロスポーツは、一般の視聴率ではなく、顧客に集中した視聴数を気にすべき段階に来ている。
その点はサッカーも野球も同じだが、ビジネスの徹底ぶりでは野球は全くかなわないだろう。

その上に、サッカーは子どもたちのファンが着々と育ってきているのに対し、野球は今のところ、次世代のファンはほどんど育っていない。

二つのプロスポーツの放映権ビジネスは、このまま行けば逆転するのはほぼ間違いない。野球はこの分野でもサッカーに敗れるだろう。



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