今年からスイッチヒッターに転向して見事に成功した大和だが、金本阪神での起用方には不満があったに違いない。
この選手が「前田大和」だということを忘れている人も多いのではないか。

キャリアSTATS

Yamato


鹿児島、樟南高校からドラフト4巡目で阪神に。

3年間は二軍暮らしだったが、2009年に一軍に昇格。いわゆるつなぐ打者としてじわじわと頭角を現し、2012年には128試合に出場。それまでは内野のユーティリティだったが、この年は外野手として起用された。
2013、14年は規定打席に到達。2014年は最多犠打も記録。外野でゴールドグラブを受賞。2015年には再び内野も守るようになる。

金本監督になって、再び内野に戻されユーティリティとなる。また2017年からはスイッチヒッターになったが、若手との併用が続き、中途半端な起用が続いていた。今季の犠打はたったの1つ。
金本監督は野手には長打を求める。大和のような使い勝手の良い選手は、重宝するが重用はしないのだろう。

DeNAは、今季、二塁が固定できなかった。ベテランの田中浩康から後半は若い柴田竜拓を使うようになったが、2番打者としては経験不足が否めなかった。
その部分を補いたいと考えているのだろう。そういう意味では、DeNAでも「重宝する」役どころではあるが、ラミレス監督は、金本監督のように即結果をもとめるのではなく、使いどころを見極める。

そういう部分への好感度もあったのではないか。1億円の3年契約も魅力だっただろうが。

DeNAは、賢い補強をしたのではないか。

yamato-P



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