今年、巨人は大型補強をしたが、RCの総計は、2016年よりも減少した。巨人の補強は失敗だったと言えるだろう。
2016年と2017年の比較

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陽岱鋼をFAで獲得。外国人はクルーズとギャレットがいるうえに、マギーを獲得した。

その結果として、ギャレットは一度も一軍に上がることなく終わり、クルーズもわずかな試合に出場した後楽天に移籍。

さらに前年、ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた村田修一も規定打席に達せず。マギーは三塁を守っていたが、村田を出場させるために二塁に回った。
マギーはMLBで767試合に出ているが、二塁はわずか23試合しか出ていない。

しかも、投手のカミネロを獲得したため外国人枠の関係で、マギーとクルーズを出すために、カミネロを二軍に落とし、クローザー不在の時期があったりした。

巨人のフロントは、野球は9人でやるスポーツだということがわかっていない。いくらいい選手がいても、ポジションが被ったり、外国人枠をオーバーしたりすれば、試合に出すことはできないのだ。

その一方で、長野久義が深刻な不振に陥る。陽岱鋼も故障で出遅れる。さらに坂本勇人も後半失速。
そのカバーができる選手はいなかった。その一方で、さして期待されていなかった石川が99試合に出場。

普通は、弱点や不安な部分を補うのが補強だが、巨人の場合、自軍の現状を考えずに大型補強をする。補強した選手は使わなければいけないから、弱点でもないのにこれまでの選手を引きはがして、補強した選手を使う。

フロントと現場の連携がうまくいっていないのだろう。

その結果、RCの総計は、570.66から562.65へと減少した。

巨人がストーブリーグで活発に動くのは、良いことだと思うが、いい加減に「適材適所」を考えるべきだろう。

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