チーム打率は3位、防御率は2位、で、4位になった巨人は、バランスが極めて悪かったということになる。
2016年と17年の比較。

2017YG-P


掛け値なしのNPBで一番いい投手、菅野とそれに次ぐマイコラス、さらに田口という先発投手がいた。
3人合わせて44勝17敗、残りの投手が28勝41敗という体たらく。

打線だけでなく、投手も戦力のバランスが非常に悪かったということだ。

特にセットアッパーが決定的に不足していた。昨年は最多ホールドのマシソンなど92ホールド、今季は12球団で断トツに少ない57ホールド。

補強をしなかったわけではない。一流のセットアッパーの森福をFAで獲得したし、クローザーでカミネロを取った。

しかし昨年のセーブ王の澤村が全休したうえに、山口鉄也の登板数も激減した。

打者でも触れたが、カミネロが外国人枠の都合で二軍落ちする体たらくもあった。

巨人は中軸打者や先発投手の補強には力を入れるが、補助戦力を軽視する傾向がある。

先発が稼いだ貯金を、救援が食いつぶす形でポストシーズンに進出することができなかった。

マイコラスが抜けたこともあるにせよ、今季の補強も先発の野上を入れるなど、傾向は変わっていないように見えるがどうか?

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