デスパイネの穴は予想されたが、それ以外にも穴が開き、埋めることができなかった。

2016年と17年の比較

2017CM-H


DHにあいたデスパイネの大穴は、ロッテのフロントが連れてきたダフィーでは埋まらなかった。そのためにサントスを獲得したが、走り打ちが得意なサントスは、とても大砲とは言えなかった。伊東勤前監督は、このフロントのいい加減さに幻滅したようだ。

その後、日本ではおなじみのウィリー・モー・ペーニャを獲得。この選手はパの好投手には「お客さん」になっているが、それでもまだましだった。

鈴木大地を遊撃から二塁にした穴も埋まらなかった。三木亮は守りはともかく、攻撃ではとても鈴木の穴埋めにはならなかった。

そして昨年の首位打者角中も春先に出遅れて穴をあけた。これも埋まらなかった。さらに、岡田幸文、清田育宏も極端な打撃不振。これも穴になった。

結局、選手層が薄い上に、補強もろくにしないから、穴が開いたらそのままになる。井口、福浦と超ベテランを温存していることも、チームの賃貸に拍車をかけている。

来季、井口が監督になるが、目新しい補強はおそらくそれだけだろう。

運が良ければ中村奨吾や井上晴哉あたりが大化けするかもしれないが、だめならまた貧打に苦しむことになりそうだ。


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