先進的なビジネスモデルや、マーケティングの改革などは全く取り入れることはないのに、なぜこういう理解不能な変更だけは「右へ倣え」するのか?
日刊スポーツ
プロ野球で来季から、守備側の監督が敬遠する意思を球審に伝えれば投球せずに四球となるルールが導入されることが19日、球界関係者への取材で分かった。来年1月のプロ、アマ合同の規則委員会で正式に決まる
米大リーグでは試合時間短縮を目的に今季から実施されており、1年遅れで日本球界も歩調を合わせることになった。日本プロ野球選手会関係者によると、選手側には大きな異論はないという。
そもそも敬遠自体が、極めてレアなSTATSだ。今年MLBでは15829個の与四球があったが敬遠は970個。6.1%に過ぎない。
この敬遠の時間を短縮しても、何ほどの効果もない。投手の球数の削減につながるというが、その効果も軽微だ。
そして「投げずに敬遠」を導入した今年、MLBの試合時間は全く短縮されていない。
MLB30球団の平均試合時間を2016年と17年で比較するとこうなる。

ア・リーグでは3時間1分から3時間9分に、8分も伸びている。ナは3時間7分から1分減っているが、トータルでも3時間4分から3時間8分になっている。
今季、MLBは防御率が軒並み下落した。打高が進み打撃戦が多くなった分、試合時間は伸びているのだ。
なぜ、こんなことをしたのか理解に苦しむ。
「敬遠」というこのスポーツを理解しない向きからは一見無意味に見えるSTATSを改めることで、「改善の努力を怠っていない」とアピールしたいのかもしれないが、実効性がまったくない。
こういう形で古くからあるルールを変更することが進めば、野球そのものが変質する。
確かに野球の試合は長いが、それは選手や指導者に「時間短縮」の意識がないからだ。勝負にこだわって観客を置き去りにしているからだ。
交代時のだらだらした動きや、コーチ、指導者の意味のないマウンド訪問、打者の打席はずし、革めるべきところは一杯あるだろう。

先日の日本野球科学研究会で、国際審判は、審判が自分の持ち時間を「2時間」とか「2時間半」と決めて、試合を進行させていくと云った。
おそらくプロの試合がだらだら長いことと、審判の権威や能力は大きな関連性があるだろう。
今回の導入は、審判部が何も考えていないことを露呈している。選手会も自分たちの待遇以外はどうでもいいと思っているのか?
野球界は変わらない、変えれない人たちの集団ではあるが、これはあまりにも情けないだろう。
今季のNPBの平均試合時間は、3時間8分だった、敬遠の簡略化でどれだけ試合時間が短縮化されるのか、注目しよう。

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この敬遠の時間を短縮しても、何ほどの効果もない。投手の球数の削減につながるというが、その効果も軽微だ。
そして「投げずに敬遠」を導入した今年、MLBの試合時間は全く短縮されていない。
MLB30球団の平均試合時間を2016年と17年で比較するとこうなる。

ア・リーグでは3時間1分から3時間9分に、8分も伸びている。ナは3時間7分から1分減っているが、トータルでも3時間4分から3時間8分になっている。
今季、MLBは防御率が軒並み下落した。打高が進み打撃戦が多くなった分、試合時間は伸びているのだ。
なぜ、こんなことをしたのか理解に苦しむ。
「敬遠」というこのスポーツを理解しない向きからは一見無意味に見えるSTATSを改めることで、「改善の努力を怠っていない」とアピールしたいのかもしれないが、実効性がまったくない。
こういう形で古くからあるルールを変更することが進めば、野球そのものが変質する。
確かに野球の試合は長いが、それは選手や指導者に「時間短縮」の意識がないからだ。勝負にこだわって観客を置き去りにしているからだ。
交代時のだらだらした動きや、コーチ、指導者の意味のないマウンド訪問、打者の打席はずし、革めるべきところは一杯あるだろう。

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おそらくプロの試合がだらだら長いことと、審判の権威や能力は大きな関連性があるだろう。
今回の導入は、審判部が何も考えていないことを露呈している。選手会も自分たちの待遇以外はどうでもいいと思っているのか?
野球界は変わらない、変えれない人たちの集団ではあるが、これはあまりにも情けないだろう。
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