今季、海外FAを表明したのは、日本ハム大野、ソフトバンク鶴岡、ロッテ涌井、オリックス平野の5人だった。捕手の二人は実質的に国内FAであり、すでに移籍が決まった。オリックスの平野がアリゾナ・ダイアモンドバックスに決まり、ポスティングの牧田和久と海外FAの涌井の2投手の去就が決まらない〟

牧田和久は、大いに可能性があるだろう。

キャリアSTATS

Makita-KAzuhisa


2010年日本通運からドラフト2位で西武に。27歳の年にデビュー、遅いスタートだったが、以後、大きな破たんはなくここまでやってきた。

当初は救援だったが2年目に先発に転向、ローテの一角を担ってきたが、次第に成績が下落、2016年から救援投手に再度変わって息を吹き返した。

セットアッパーということになるが、ロングリリーフもでき、重宝する存在だった。

なんといってもサブマリンの美しさ。流れるようなフォームは、日本伝統のアンダースローの正系と言うべきだ。

先発時代は意外なことに四球が多く、塁上に走者をためて自滅するシーンもしばしば見られたが、救援投手になってから隙がなくなった。

MLBにも下手投げはいる。ブラッド・ジーグラーあたりが代表格だが、モノでも捨てるような無造作なフォームで、美しいとは言えない。
牧田がMLBのマウンドに上がれば、人気が出るのではないか。

牧田は死球が多いが、気にせず内角に投げ込むことができれば活路が開けるだろう。

救援投手ということだが、状況によっては先発も可能だ。

渡辺俊介がMLBに挑戦して果たせなかったことが記憶に新しい。牧田は来春、どこで投げているだろうか?

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2016・17年R.バンデンハーク、全登板成績【ハムや金鷲は嫌だけど、初の2ケタ勝利&規定投球回到達】


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