よく考えてみれば、涌井秀章も西武ライオンズ育ちなのだ。西武は人材を育成しては移籍される連続だ。

ダルビッシュと同学年。ダルがMLBに移籍してからは、トップクラスの先発投手として活躍してきた。

キャリアSTATS

Wakui-Hideaki


意外なことだが、今季同じく海外移籍を目指す牧田和久よりも2歳年下。牧田は社会人からプロ入りだが、涌井は高卒だ。

松坂大輔を輩出した横浜高校の出身。甲子園で活躍して1巡目で西武に。まさに松坂の後継者だ。
2年目に12勝、3年目に最多勝。一躍パのエースにのし上がる。

この時期は同年代のダルビッシュのライバルとみなされた。

しかしダルビッシュが空前の成績を残してNPBを卒業した2011年から、涌井の成績は下落。2012年から救援に転向。チームともうまくいかず、2014年にロッテ移籍。

西武時代のボスだった伊東勤監督のもと、3回目の最多勝を取るなど復活。しかし今季はチームが低迷、伊東監督も退任。「チームにいる意味がない」ということだろう。

しかしMLB移籍のタイミングとしては最悪だ。投げれば打たれる不成績、年齢も32歳。落ち目の印象が強い。

MLBがメジャー契約のオファーを出すかどうかは微妙なところだ。マイナー契約を呑んで招待選手からスタートするところまでの決意があるかどうか。
また救援投手での起用を受け入れることができるかどうか。

オファーがあるかどうかは五分五分ではないか。

オファーがなければ国内球団に移籍することになろうが、阪神当りが獲得しそうで、なんか嫌だなあと今から気をまわしてしまう。

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