一部に流れていた「業務停止処分」という、厳罰はまぬかれ、理事解任処分にとどまるようだ。解任されると二階級降格され、委員待遇になるという。

日本相撲協会は理事会を開き、貴乃花の理事解任を決議した。実際の決定は、最高機関である日本相撲協会評議員会で決議されるので、理事会からの提案である。

理事は、日本相撲協会の閣僚だから、解任されるのは深刻ではあるが、1月にある理事選に立候補できるのであれば、実質的に1か月の降格人事にとどまる。

一時的な追放処分である「業務停止」にしなかったことで、貴乃花の処分は実質的に軽微だったと言えるのではないか。

協会から帰る貴乃花親方の表情が心なしか穏やかで、安どの表情も見て取れたという報道もあったが、相撲協会側は貴乃花との決定的な対立を避けたということだろう。

週刊誌の報道もあって、世論は貴乃花親方に同情的である。日本相撲協会が改革を迫る貴乃花親方の失脚を狙ったと取られかねない処分は避けたということではないか。

また評議会は、池坊保子議長などがテレビ出演をして協会の立場を代弁したが、各局でコメンテーターから批判されて、風当たりの強さを感じたのではないか。

貴乃花陣営が、理事長選挙に出馬できないなど、厳しい処分をされれば、実態を世間に暴露するなど、決定的な動きに出る可能性もあった。

時津風陣営から親方衆が離脱するなど、相撲界の派閥をめぐる動きも活発だった。
日本相撲協会は、あからさまにいえば「びびった」のではないかと思う。

貴乃花親方は、理事長選挙に出馬すれば、持論である「モンゴル人脈の解体」と、八百長根絶へ向けた改革案を主張するものと思われる。
それは八角以下体制側からすれば、頭の痛いことではあろうが、貴乃花が協会を割ったり、相撲協会を糾弾するなどの決定的な動きに出れば、メディアはさらに騒ぎ、収拾がつかなくなる。
これを恐れたのだろう。

しかし、貴乃花親方サイドは、この処分に満足することなく、相撲界の改革に向けて意見を集約させてほしい。

特にモンゴル力士の人脈は、このまま放置すれば将来に禍根を残す可能性がある。すでにモンゴルに帰った朝青龍などの元力士との関係も含め、実態が解明されることを希望する。

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