昨年の4月、私はマニー・ラミレスのデビューを見るために高知に向かっていた。新大阪駅で、二人の外国人と同じ新幹線の車両に乗り合わせた。
その外国人は、岡山で在来線に乗り換え、高知駅に着くまで一緒だった。
そして、球場に行くと、記者席の通路でまた彼らに出会った。彼らもプレスパスをもらっていた。
そしてカメラマン席でも彼らを見た。しかし彼らは大きなカメラはもっていなかった。

試合開始が近づくと、彼らは小さな三脚を組み立て、そこにスマホを横にして取り付けた。そしてマニーの打席を追いかけ始めた。
時々、英語で解説のようなことをしゃべっていた。その外国人はマニーのインタビューの囲みの中にもいた。

彼らは、正規のジャーナリストとして入場し、スマホでマニーの高知デビューの試合をオンラインで配信していたのだ。彼らのスマホの映像が全米に流れていた。

おそらく彼らのコストは、中継車を持ち込み、大人数を動員し、大きなテレビカメラで中継するコストの数十分の一だろう。

しかしスマホで追いかけたマニーの映像は、鮮烈だった。そして現場での感想は、みずみずしくて新鮮だった。

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朝述べたように、スポーツの中継番組が、ストックして収益を回収するようなコンテンツではないとすれば、一つの方向性として、中継番組の軽便化はありではないかと思う。

多くの視聴者が期待できる大試合では、従来の中継放送が続くかもしれないが、独立リーグやアマチュア野球、草野球などは、中継をしたいという人を募集して、最後まで中継するとか、撮影技術をもっているとか、一定の基準を満たしていれば、スマホやデジカメなどで試合中継をさせてはどうか。複数のスマホを使ってスイッチングも可能ではないか。

それをどこかで集約し、番組として配信してはどうか。

それを行ううちに、放送技術や演出も進歩して、コンテンツとして十分耐えうるものになって行くのではないか。

野球が放送コンテンツとして生き残る一つの方向性として、超低コストの放送も考えるべきではないかと思う。


2016・17年R.バンデンハーク、全登板成績【ハムや金鷲は嫌だけど、初の2ケタ勝利&規定投球回到達】


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