高卒1年目のイチロー(当時鈴木一朗)が、プロデビューをした1992年の野球界を見渡してみた。
オリックスはまだブルーウェーブ、このシーズンの優勝は西武ライオンズ、2位は近鉄、オリックスは3位。セはヤクルトが優勝、巨人が2位、3位に阪神。

驚くべきことに、ダイエー・ホークスでは44歳の門田博光がまだプレーしていた。この年限りで引退したが7本塁打23打点.258を記録している。
門田は「シーズン200安打」を初めて目標にした選手だ。それはならなかったが、40歳にして44本塁打、125打点で二冠王を獲得した。
「Official Baseball Guide」で当時のボックススコアを調べると、7月11日の平和台球場のダイエー、オリックス戦で両者は対戦している。イチローは6番左翼村上信一に代わって途中から左翼を守り、2打数0安打1三振、門田博光は8番遊撃浜名千広の代打で打席に立ち1三振、以後両者はなお3試合相まみえている。

門田に続いては、2歳年下の大島康徳が現役だった。大島は門田よりも1年早い1968年ドラフト組。イチローが生まれる5年前のドラフトだ。
セ・リーグでは阪神の真弓昭信が39歳で最年長。原辰徳も駒田徳広も、まだ規定打席に達していた。
パのMVPは西武の石井丈裕、最多勝は野茂英雄、清原和博が2度目の最高出塁率のタイトルを得ている。

遙かな昔の話だ。

DSC06327


平成が今年で終わるなか、今年現役を永らえれば、イチローは平成の30年で27年間、プロで活躍したことになる。日米通算だから参考だが、実働27年はノーラン・ライアンのMLB記録と同じだ。
NPBでは、それよりも長い選手は何人かいるが、ここまで充実した成績を残した選手はいない。まさに空前絶後。

率直に言って、私は昨年限りで引退した方が良いと思っていた。もうイチローにはMLBで3割を打つ力がないし、守備も走塁も往時のものではない。
2010年以来3割も、200安打も記録していない。下り坂もそろそろ終わりにすべきだと思っていた。

しかし、春先に至って「引退」を表明するのもあまり美しくない。
最近では、イヴァン・ロドリゲスがキャンプ時期に引退を表明したが「オファーがなかったために引退した」ことを表明しているようになって寂しい。

あと1年だけ、イチローはプレーをしてほしい。MLBでもNPBでもいい。思い切りプレーをして、悔いのないシーズンを送ってほしい。

Ichiro



2016・17年R.バンデンハーク、全登板成績【ハムや金鷲は嫌だけど、初の2ケタ勝利&規定投球回到達】


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!