サッカーにもこういう問題があったのだ。長友佑都が警鐘を鳴らした。
日刊スポーツ
「高校サッカーの感動の裏で、決勝に上がった2校の日程見て驚いた。1週間で5試合。いろいろな事情はあるんだろうけど、もう少し選手ファーストで考えてほしいな。選手が潰れてからでは遅いよ」とつぶやいた。
投手を除けば、サッカーの試合の運動量は、野球よりもはるかに多い。
J1は、毎週末に試合をし、全34節で34試合を行う。その他、国際試合やJリーグカップなどの試合もあるが、すべて合わせても年間50試合程度。1週間に1試合のペースだ。

しかし高校サッカーは1回戦から勝ち上がれば9、10日間で6試合をこなすことになるという。
日程はは12月30日に開幕し、1月8日まで。極寒期である。怪我や故障のリスクは非常に高いだろう。

プレイヤーファーストは、サッカーが本家のはずだが、そのサッカーでもこういうことが起こっている。

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高校野球はサッカーとは反対に、真夏の炎天下で行われる。試合に勝ち進めば、地方大会、甲子園ともに、連戦となる。野手はともかく、投手は過酷な環境で連投を強いられることにつながりかねない。

野球界でも多くの識者が警鐘を鳴らしているが、有効な対策は取られたことがない。

問題はサッカー界や野球界だけではなく、「高校スポーツ」そのものの体質にある。
「教育の一環」の体裁をとっているため、大会は夏休み、冬休み、春休みに集中的に行わざるを得ない。グランドの賃貸の問題もあり、過酷な日程を選手に強いる結果になっている。
私はインターハイの取材もするが、他の高校スポーツも炎天下や厳寒期のすさまじい環境で集中的に行われている。
ずっと昔からそうだから、当たり前のように思っているが、なぜこんな厳しい環境で、高校生にスポーツをさせるのか、と今更ながら思う。

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「そうはいっても、大過なくここまでやってきたじゃないか」というかもしれないが、野球界に関して言えば、実際には多くの選手が故障やけがで前途を断たれている。
高校野球の取材のときに、よく、関係者の車で送り迎えをしてもらうことがあるが「いい選手が結構いるんですが、怪我でつぶれてしまうんですよ」「あの監督の言うまま練習をさせたら、みんな故障してしまうんで、私らが守っているんですよ」みたいな話をよく聞く。
メディアも、関係者も、そういう事実を知りながら「根性がなかったからだ」「体力的に弱かったからだ」と個人的事情で処理して問題視してこなかったのだ。

サッカーはどうなのか知らないが、同様のことが起こっているのではないか。

こういう問題を解決するためには、根本的には「学校からスポーツを引きはがす」ことが重要ではないか。
学校のタイムテーブル、価値観にスポーツを押し込めるのではなく、地域のクラブなどで行うことによって、プレイヤーファーストは実現すると思う。

この話も何度もしているが、限界が近づいているように思うが、どうか?


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