敬遠申告制が本決まりになった。日本の野球界は、ファンの方を向いていないし、野球の将来についても深く考えていない。
サンスポ

野球のプロ、アマ合同の規則委員会が11日、東京都内で開かれ、ルールブックを改定して、投球せずに敬遠四球にすることができる「申告敬遠制」を採用することを決めた。

「時短になる」という理由が添えられているが、その効果が全くないことはすでに述べたとおりだ。
そうではなくて

米大リーグでは試合時間短縮を目的に昨年から実施されている。2020年東京五輪を含めて今年から世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の主催大会でも採用されるため、日本でも導入することが決まった。

というのが、本音だ。要するにアメリカがそうしたから、日本もそうしますよ、ということだ。

ただし、これは、プロ野球と社会人野球、大学野球だけの合意だ。なぜか高野連はこれに同意していない。
高野連は、他の野球組織、機構と同じことをすれば負けになると思っているのかもしれないが、こういう形で足並みを乱すのが大好きだ。

高野連と学生野球連盟は、同じ八田英二会長を頭にいただいているが、このトップは調整に乗り出さなかったのだろうか?

高校とプロ、大学でルールが違うことは、いいことは一つもないと思うが。「伝統ある高校野球は、お前らとは違う」とふんぞりかえっているのだろうか?

この会合では、同時に二段モーションの問題も改訂されたが、これは稿を改めて考える。

こうした経緯を見るにつけ、野球界にはガバナンスがないことを痛感する。当事者として真剣に野球のことを考える人材が不在で、不出来の中間管理職のような人間が、左右をきょろきょろ見渡して、おずおず物事を決めているように思える。

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堀内恒夫が異を唱えている。

デイリー
時間短縮を目的としていることに「野球のルールを変えてまで時間短縮をするのは、その努力をしてからでもいいんじゃないかな。先にやるべきことがあるんじゃないかなっていうこと」
「例えばさ ピッチャーの交代でね ブルペンがグラウンドから離れたところにあるとはいえ見てるとさ 名前告げられてるのにまだブルペンにいてそれから水1杯飲んで、ってさ~いいから早くマウンド行けよ!って思わず言いたくなる。バッターで言えばねテーマソングが流れるとその曲が終わるまでバッターボックスに入らないとかさ。曲の途中でもいいから準備が出来たら早く入れって。続きはファンが心の中で歌ってくれてるよ(笑)」


時短についていえば、まさにそういうことだ。敬遠をなしにするのなら、同時にその手のだらだらを短縮する努力も併せてやらないと意味がないだろう。

もう一つ気になるのは、敬遠申告制について、メディアが球界発表をそのまま伝えるだけで、一切論評していないこと。
スポーツジャーナリズムが「お知らせ」「ちらし」になって久しい、モノをいう気概も見識も持ち合わせていないのは承知だが、ファンの間からいろんな意見が出ているのだ。足りない頭でも、少しは働かせて、意見を言ってはどうかと思う。


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