敬遠申告制の問題とともに、2段モーションに関してもルール変更があった。

報知
プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が11日、都内で行われ、公認野球規則で投手の「2段モーション」を「反則投球」と定めていた日本独自の項目を削除することを決めた。国際基準に合わせたもので、ひどい場合は注意されるが、罰則は受けない。走者を置いた場合は従来通りボーク。昨年、判定基準などを巡って騒動になった西武・菊池雄星投手(26)の投球フォームは、今季から“セーフ”の解釈となる。
もともと、国際基準では2段モーションは反則投法ではなかった。
菊地自身は、同じ左腕のクレイトン・カーシヨウを参考にしてフォームを作ったと言われている。
カーショウは右足をくっと鋭く上げてから降ろす瞬間に、一瞬だけ静止する。右足で微妙にタイミングをずらしている。
菊池も右足を上げる。そして降ろす途中で一瞬、止まるような瞬間がある。カーショウとは少し違うが、どちらも右足の上げ下ろしでタイミングを調節しているのだと思われる。

しかし菊池はそのフォームが反則球だとされた。私はたまたまその試合を見ていた。
このフォームがボークになったのだ。

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春先から、菊池のフォームは微妙に変化し、フォームが静止している時間が長くなった。
しかし審判団は事前に菊池にしっかり説明をしていなかった。そして8月17日にいきなりボークを取ったのだ。
ペナントレースの最中で、菊池はフォーム改造を余儀なくされた。それを克服した菊池は大したものだが、審判団は国際基準にも適合しない、根拠のあやふやな規則を見直しもせず、適用していた。しかも、いつも同じ基準で取り締まるのではなく、思い出したように規制したのだ。

野球規則8・01(a)ワインドアップポジション(b)セットポジションでは
「投手は、打者への投球に関する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない」
と記載されている。
この解釈はいろいろあったが、2005年に野球規則委員会が「二段モーションなどは不正投球とする」という見解を示したことから、 2005年4月26日の実行委員会でこれを承認し、同7月23日の12球団監督会議で2006年シーズンから野球規則通りに運用することを確認した。

このとき、NPBは国際基準に合わせるため、としているが、実際には国際基準で2段モーションを違反投球とした例はないのだ。

一説には、野球規則の改訂は、1969年、中日ドラゴンズの小川健太郎が、王貞治に投じた「背面投法」を禁じるために行われたという。
私の親父は中日ファンで、私も親父と一緒になって背面投法の真似をしたから、今もできるが、これこそは「投球動作の中途変更」だった。

しかし2段モーションは「中途変更」とは言えない。投球動作に入ってから動作を止めるなど、明らかな違反とは別だと思う。

中本尚規則委員はこんなことを言っている。
「(今回の改訂は)国際大会などで判定がまちまちになるといった混乱をなくすため。日本人独特の2段モーションは、自然な動作ではないということに変わりはない。今後は技術やマナーの問題として、違う角度から指導していく」

規則を改定したにもかかわらず、まだ、よくわからない基準で2段モーションを取り締まるというのだ。
はっきりした見識もなく、違反を通告する際の明確なルールも手順もないのに、まだ2段モーションに文句をつける余地を残すというのだ。野球界を混乱させておきながら、まだ「取り締まる」と言っているのだ。

キャンプなどで指導するというが、審判自身がよくわかっていないのに、何を指導するのだろうか?
ますます混乱するだけではないか。

こんなんだから、日本の審判は尊敬を集めることができないのだ。


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