キャンプ地や球場などで、選手を近くに見て、驚くことがしばしばある。さして大きいと思わなかった選手が実際は非常に大きいことに気が付く時だ。
たとえば、広島の新井貴浩。このベテラン選手は189㎝もある。2000本安打者では駒田徳広の191㎝に次ぐ長身だ。しかし、そういう印象はない。

たとえば、オリックスの吉田一将は191㎝、ヤクルトの鵜久森淳志は189㎝、彼らを巨漢とか、長身とかいう報道はあまり聞かない。だから目の前で見た時の大きさに驚くのだ。

NPBもMLBもそうだが、今と昔で決定的に違うのは選手の体格だ。

ながらく日本では180㎝を超えれば「6尺豊かな大男」といった。王、長嶋が登場した時に「大型時代始まる」という見出しが躍ったが、二人とも176~7㎝だった。

ジャイアント馬場こと馬場正平がプロ入りしたのは1955年のことだった。この時は、身体測定で通常の測定器が6尺までしかなかったので、物差しを継ぎ足して計測したが、その時の数値は192㎝だった。今でも長身の部類ではあるが、今年のNPBでいえば190㎝以上は50人もいる。さして珍しいものではない。
馬場は脳下垂体異常がさらに進行し、プロをやめるときには2mになってはいたが。

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日本人の平均身長は1950年代160㎝そこそこだったが、今は170㎝を超えている。プロ野球選手の平均身長は180㎝だ。野球選手の巨大化は、どんどん進んでいる。

今、外国人選手で180㎝代だと「小柄」という印象になる。投手であれば190㎝を超えているのが当たり前だ。

MLBでも巨大化が進み、2mではもうだれも驚かなくなっている。

恐らく巨大化に伴って、野球も変わっているはずだ。パワーやスピードも違っているはずだ。そのことは歴史や記録を考える上で加味する必要があるのだろう。

ただ、そういう時代になっても小柄でも一線級で活躍する選手も必ずいる。
MLBで首位打者3回、MVP1回のホセ・アルチューベは168㎝、NPBでも現役最多勝の石川雅規は167㎝、昨年日ハムから中日に移った谷元圭介も167㎝。
小さくても活躍する選手は少数ながら存在する。このことは「野球の進化」が巨大化だけではなく、別の方向にも進んでいることを意味している。

こういうの、深く調べてみたら面白いかもしれない。

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野村克也、投手別本塁打数|本塁打大全


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