私は昨年も今年もキャンプで松坂大輔を見ている。宮崎のソフトバンクキャンプでも、沖縄北谷の中日キャンプでも、内野守備練習をしていた。
キャンプ中は、ブルペンにも入り、投球練習をしていたのも同じだ。
しかし昨年は、松坂は一軍で投げることができなかった。二軍でも投げていない。三軍でも1試合0勝0敗2回自責点1、防御率4.50である。

2016年、一軍で1試合投げて1回自責点2の防御率18.00。このときは、体が流れ、全盛期とは程遠いマウンドではあった。

2015年に右肩の手術をしてから、松坂はまともに投げることができなくなった。もう現役投手の力はないのではないか、多くの人がそう思った。原因はよくわからないが、「松坂大輔はもう駄目だ」という見方が支配的になっていた。

私もそういう口調でずっと書いてきた。しかし、ひょっとすると松坂は今年、そこそこやるかもしれない。そういう感じがしてきた。

単純な話だが、今年の松坂が去年よりずっと明るそうだったのが印象的だった。

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26日の練習試合では、KBOのハンファを相手に三振、三振、遊飛と見事なマウンドを見せた。実戦は昨年3月以来だったが、球速は140km/h台だったものの、落ち着いた堂々たるマウンドだった。

もし、松坂がこのままシーズンインして、抜群とは言えないまでもそこそこの投球をしたとすれば、昨年までのソフトバンクでの3年間は何だったのだということになる。

故障が癒えたという説明もできようが、この間に松坂は3年間が経過し今年38歳になる。3年前より松坂の状態が良くなった、力が向上したとは考えにくい。

ソフトバンクは、1年目でダメだった時点で、松坂大輔を積極的に活用する気が失せていったのではないか、松坂自身も、期待感がないなかで、腐っていったのではないか、とも思える。
元の恩師、森繁和との出会いもプラスに働いたのだろう。

まだ結論を出すのは早いが、結果が出たら、私は偉そうに「松坂はもう駄目だ」と書いてきた不明を詫びなければならない。
こういう形で松坂が復活するとすれば、球史にも前例はほとんどない。


2017年井納翔一、全登板成績


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