「券、あまってないか?あまってたら買うよ!」「券あるで、券売るよ」。久々にダフ屋を見た。京セラドームでは初めてかもしれない。
近鉄の本拠地だった時代から、この球場には通い慣れているが、ダフ屋が出たのを見たことはなかった。
関西では甲子園の高校野球、阪神戦、大阪球場でもけっこう見たが、京セラでははじめて。2014年のCSファーストステージのようにけっこう入っている試合もあったが、近鉄もオリックスも近鉄沿線を中心に、タダ券や内野席1000円の優待券をばらまいていた。そのこともあって、ダフ屋を見たことがなかった。

要するに金をちゃんと払って試合を見た人が非常に多かったのだろう。結構なことだ。いろんなNPB球団のユニのファンが喜々としてスタンドに入っていくのは、見ていて楽しい。

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しかし、今回のオーストラリア代表は「かませ犬」にしてもぎりぎりのレベルだろう。
2試合で7安打0得点3失策、日本は15安打8得点2失策。負ける気は全くしなかった。
クラス的に言えば、せいぜいのところA+というところか。

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投手はみんな仕上がりが順調、四球は第1戦で今永が出した1個だけ。先発も救援も、レベルが高い。
昨日の先発の則本の仕上がりも順調のようだった。
このクラスの打者では、出合頭に安打が出るのが関の山。昨日は出合頭の二塁打が2本出たが、2試合通じてオーストラリアで二塁を踏んだのはこの2回だけだった。

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打者としては、秋山翔吾が素晴らしかった。ほとんど打ち損じがない。じっくり見極めて、芯で捉えていた。守備も素晴らしかったし、まさに全盛期という感じだ。

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柳田はフルスイングを見せていたが、まだ感覚的に万全ではない気がした。筒香も同じような感じ。筒香の1打席目は、打席に立つ前に一塁へ。死球かと思ったが、これ、予告敬遠だった。これはあっけないなあ。

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豪は、例によって小太りひげ投手が次々出てきたが、中にはストライクが入らないレベルもいて、緊張感に水を差した。

豪も2020年オリンピックを目指してはいるだろうが、この顔ぶれがそれに直結するわけではない。確たる目標はなく、ギャラで呼ばれたチームという感じだった。

場内は大盛り上がりだったが、こういう試合、やってもあまり意味がないだろう。読者からも出ていたが、オールスターブレーク、またはシーズン中に「侍ジャパンウィーク」を設けて、KBOやCPBL選抜と気合の入った試合をすべきだろう。

放映権料と入場料収入がNPBに入ったのは喜ばしいし、それに些少ながら貢献できたのは良かったが、こういう試合は発展性がない。

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2017年井納翔一、全登板成績


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