サンケイ
米大リーグ、カブスからフリーエージェント(FA)となり、所属先が決まっていなかった上原浩治投手(42)が、古巣のプロ野球巨人に復帰することが9日、球団関係者への取材で分かった。背番号は「11」が有力で、同日中に入団会見が開かれる見込み。10季ぶりの日本球界復帰となる。

上原は巨人に対して反感を持っていたはずなので意外ではあった。このニュースが本当なら私の観測は外れた。

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イチローのマリナーズ移籍は決まったが、同じFAの上原は未定。イチローと2歳違い、4月には43歳になる。成績も上向きとは言えず、しかも救援投手。プライオリティは低かった。
NPBへの復帰は現実的な選択ではあった。
上原は宇佐美徹也さんの遺作になった「上原の悔し涙に何を見た」などに代表されるように、チームの起用方針にたびたび異論を唱えていた。
また身内意識の強さにも嫌悪感を覚えていたようだが、あえて巨人復帰を選んだ。

巨人が上原の意思表明に対して、いち早く名乗りを上げたのが大きかっただろう。そうなれば、他球団は声をあげにくくなる。

それから数日が経ち、巨人の意向に逆らってまでオファーする球団はなく、巨人に落ち着いたということだろう。

上原がもっと若くて、可能性に満ちた投手であれば、あえてオファーする球団もあっただろうが、率直に言って、まだ通用するかどうか微妙である。リスクを踏む価値を見出さなかったということだろう。

もう一度、あの超絶技巧の投球が見られるのは喜ばしいが、引退後、宮本和知みたいなポジションになるのは、勘弁してほしい。



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