春はまだ始まったばかりだが、日本ハムに入った清宮幸太郎と、日本ハムを出た大谷翔平は今、軽くつまづいている。


清宮がしんどそうにするのを、私は何回か見ている。一つは2015年WBSC18Uのワールドカップ。1年生の清宮は、オコエ瑠偉らと日本代表に選ばれた。甲子園などで見かけたが、侍ジャパンのユニフォームを着た清宮は守備でも打撃でも精彩がなかった。この大会では、清宮はほとんど活躍していない。

その2年後、昨年春の選抜でも、清宮の動きは悪かった。

この選手は意外に繊細なのだと思う。期待感が高まっているとき、背伸びをして上のクラスとプレーをしているときには、意識が過剰になって十分に力を発揮できないのではないかと思った。
その点、清原和博や松坂大輔などの図太さはない。彼は二軍で調整するほうが良いのではないか。おそらく、鎌ヶ谷ではずば抜けた成績を上げるはずだ。今年後半あたりに活躍の機会があればいいと思う。

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心配なのは大谷翔平だ。私は今季のMLB移籍に反対だった。それは大谷の能力を疑ったからではなく、熟成不足だと思ったからだ。
大谷のポテンシャルに異論をはさむ人はいないだろう。彼は間違いなく逸材だ。しかし投打ともに器用な選手ではない。
彼は試合に出ながら少しずつアジャストする選手だと思う。
試合から遠ざかっている大谷は、投打ともにピーキーな選手になる。
投手としては、ストライクとボールがはっきりして、打者に狙い球を絞られやすくなる。打ち取ることができる球種が減って、三振でしかアウトが取れなくなる。
昨年後半に復帰した大谷がまさにこれだった。

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シーズン終盤になって大谷は好投を見せるようになったが、時間はあまりに少なかった。
今後、大谷は開幕までに2~3試合投げるだろうが、ここで結果が出なければエンゼルスのローテに引っかからない可能性もあろう。
メジャー契約への切り替えは大丈夫だろうが、MLBではキャリアの最初で躓くと、その後の野球人生が大きく変わることになりかねない。
松坂大輔と同時期に阪神から移籍した井川慶がまさにそうだが、天国から地獄という可能性も皆無ではない。

打者への期待感は投手ほどではないが、三振が多く、荒っぽい打席が続いている。

周囲の期待感が失望感に代わるのが怖いところだ。大谷はマウンドで、いいところを見せる必要があるだろう。捕手との相性もあるが、次の登板にこそ期待したい。




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