稲村亜美の話は、ネット上ではまだくすぶっている。ありていにいえば「面白そうな話」だからだろう。若い女性に中学生が痴漢まがいの行為をしたというのは、下世話で、低レベルの興味を引く話題だ。
この事件と「だから野球は…」というのを結び付けるのは無理がある、これは4000人もの中学生と、稲村亜美との間に「結界」を設けなかった主催者の無能による事件だ。
どんなイベントでもそうだが、有名人、スターの周りに境界線=結界を設けなければ、スターはもみくちゃになる。
キャンプで選手にサインを求めるときも、多くは広報の職員が寄り添って「はい、一列になって」「行列はここまでです」と交通整理をする。それをしなければ、混乱が起きるものだ。

リトルシニアの主催者は、そういうことを想定していなかった。まだ精神的に幼い中学生でもあり、群集心理が手伝っておかしなことになったのだ。

しかし、この事件はこれ以上の広がりはない。被害者が不問に付すと明言しているし、加害者も未成年だからだ。

これをおおごとにしたいのはSNSで騒いでいる輩だ。SNSには、何事によらず、自分は安全な立場にいながら人を陥れて喜ぶ輩の巣窟のようになっている。
本来、匿名のこうした無責任な意見は捨て置けばいいのだが、ネットメディアはこれを取り上げる。話題性があるし、中にはまともな意見もあるからだ。同時にネットメディアはSNSでの反応を恐れている。だから無視できないのだ。

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今回の事件を「犯罪行為だ」と騒ぎ立てたり、「野球の責任だ」というような意見は一笑にせばよい。彼らの中から本気で訴訟を起こしたり、野球界に問題提起するような意見は出てこない。そんな尻腰のある連中が、SNSで騒いだりしない。所詮、匿名でなければ何もできないようなヘタレの集まりなのだ。

しかし痛感するのは「野球」に対する嫌悪感、敵意が世の中にはあふれているということだ。SNSで馬鹿なやじ馬が騒ぐのは、そういう空気の存在があるからだ。
野球はこれまで熱狂的な支持を得ていたが、それだけに多くのアンチも生んだ。その上に、野球界は外部に対して傲慢で、礼儀知らずで、失礼だった。
そうした部分に対する反感は、社会の中に一定量存在している。「野球離れ」が進行する中で、そうした社会の「感情」は、少しずつ大きくなっているとも思う。

後発のサッカーは、野球を反面教師にしたこともあり、そういう部分を熟知し、野球とは異なる対応をしている。自称野球ファンの中にはサッカーを目の仇にしてる人もいるが、そうした幼稚な感情とは別に、サッカーはその体質、考え方が明確で、サッカーを知らない人にも好感をもたれやすい。

野球界はそういうことも考えていくべきだろう。もはや「野球が日本社会の中心」ではないことを、実感すべきときだ。

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年度別チーム第1号本塁打は俺だ!・2 今は無き戦後誕生球団編



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