敗戦処理。さんに後追いをしていただいた。西岡剛の件、週刊新潮の1週間後に、アサヒ芸能が後追い記事を書いていた。ずいぶん印象の違う記事だ。
アサ芸の記事は、ドラフト会議情報局2018という有名なサイトに転載されている。

「(18日練習試合出場へ)の見出しが付いた記事について、そんなこと言ってねぇだろ!と激高。部屋には2人の他に広報もいたようですが、西岡を止めることもなかったようで、説教は長々と続いたといいいます。西岡は土下座まで強要し、さすがにそれは拒まれたものの、謝罪する記者の姿を動画撮影までしていたといいます。騒動後、その担当記者は一時、トラ番を外され会社の監視下に入ったそうですが、さすがに広報もいた現場での出来事ということもあり、サンスポは正式に球団に抗議。阪神が謝罪して決着はついたようで、幸いにも担当記者は現場復帰しています」(在阪メディア関係者)

週刊新潮の報道との違いは
西岡の恫喝的な説教が、公開の場ではなく部屋で行われたこと。
土下座は強要されたが記者が拒んだこと。
サンスポが、球団に抗議をし、球団が謝罪したこと。

だ。広報職員が立ち会っていたので、これは私的なもめごとではなく、球団立会いの下で行われたパワハラだとみなされたのだろう。

サンスポが抗議したのは自社社員を守るという点では、正しいことだとは思うが、だったらなぜ記者を強制送還したのか、ということになる。事実関係が把握できなかったので「とりあえず帰ってこい」ということになったのだろう。球団との力関係は弱く、とりあえずは下手に出たのだ。

球団広報には、選手上りと一般採用の2種類がある。球団によってはベテランの選手上りで、選手にもしっかりものが言える職員がいる場合もあるが、一般採用の広報が選手をいさめたりすることは考えにくい。

それにしても、自分がパワハラする様子を動画で撮っていたとは、あきれるばかりだ。コンビニで従業員に土下座させる様子を動画で撮るチンピラと同じだ。こんな人間が、野球をしているのである。

これは小さな話ではない。メディアの取材権が、取材対象によって不当に侵害されたのだ。そして明らかなパワハラが行われた。
新聞社はなぜこのことを取り上げないのか?週刊誌のように後追い取材をしないのか?済んだ話にしてしまっていいのか?

最後に、西岡が切れたというサンスポの記事を転載しておく。

nisioka-kiji




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