大谷初勝利の後「次の試合で野手で出てホームラン、なーんてね」と思ったが、そんな漫画みたいなことあるはずが…、ありましたがな。しかも猛打賞。

昨年のア中地区覇者、インディアンスとの対戦。先発はジョシュ・トムリン。昨年10勝。カッターボーラーだ。

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1打席目、遅いカットボールとカーブをじっくり見極め、低めのカーブをゴルフスイングのようにすくい上げた。大谷は大きな体なのに内角の低めに強い。こういう打撃、日本でもよく目にしたが、まさかという感じだ。

2打席目、トムリンのような二線級のスターターは怖くはないのだろう。これも低めのカットボールをきれいにはじき返した。

3打席目、2球目、オテロの低めの球に手を出してファウル。次の真ん中高めを見送ってストライクをコールされた。これは術中にはまった感じ。

4打席目、これも収穫だろう、速球でぐいぐい押してくるセットアッパーのマカリスタの152km/hの速球に負けることなく中前にはじき返した。

春先の大谷とは見違えるばかりだ。右足を下ろしてノーステップで構えてから、どんどん良くなってくる。

漫画みたいな選手である。このままうまいこと行くとは思えないが。

間もなくNumberの紙版で大谷翔平の特集が出る。私はそこにベーブ・ルースとの比較を書いているが、依頼が来た3月末の時点で「マイナースタートになったら、折角の特集がだめになるなー」と思っていた。が、ふたを開けるとこの調子である。そこまでを見越していたとすれば、文春もえらい!

いや、大谷翔平は想定外だわ。



2017年加賀繁、全登板成績



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