まったく、似たような話が次から次から出てくるものだ。
産経新聞
再春館製薬所は24日、昨年世界選手権銀メダルの福島由紀(24)、広田彩花(23)組が退職届を提出している問題について、選手の家族から強い慰留要請を受けているため退社手続きを4月30日まで保留していることを明らかにした。
バドミントン界は、違法カジノに手を染めていた桃田賢斗が復活して、アジア選手権で優勝したと思ったら、今度は女子での金銭トラブルである。

この事件は、端的に言えば再春館の今井彰宏元監督が選手の賞金をピンハネしているのが発覚し、会社が今井元監督を解雇。今井氏は岐阜県のバドミントンクラブに移籍。これを慕って再春館の福島、広田ペアが移籍を申し出たということだ。

今井元監督は、企業の論理ではありえないことをしたのだろう。再春館の社内規則がどうなっているのか知らないが、選手が獲得した賞金は企業の懐に入るのか、選手と企業が折半するのかはわからないが、何らかの規定があったはずだ。今井元監督は、その規定を破って、賞金を自分の懐に入れていたということだろう。

企業が抱えている選手は、制度上、従業員であり、会社の規定に従う必要がある。監督も同様であり、企業としてみれば同じ従業員だ。上司と部下の関係だったかもしれないが、企業の名前を冠して獲得した賞金を、上司が私的にピンハネすることは認められない。

この話は再春館側に理があるように思える。

しかし日本のスポーツ界には選手が好成績を挙げたのは「指導者」「師匠」のおかげという観念が存在する、そうである限り、選手がそれを容認すれば、師匠に金が渡るのも「あり」ということになる。

野球界でも、高校野球の指導者は、選手がドラフトにかかれば契約金の一定額を「お礼」としてもらうのが慣例化されている。選手の中には、契約金を高校の監督、少年野球の監督、コーチなどに支払って、ほとんど手元に残らないというケースもある。
そしてそうした金はほとんどが「裏金」となって、表には出てこない。
裏金をもらうような指導者は、プロとは言えないし、本当の意味での指導者でもない。女衒まがいといっては言葉が過ぎるだろうが、明日のスポーツ界には必要ないものだ。

指導者が選手を私的な「金づる」にするのは、日本の悪しき習慣だ。指導者は選手にしがみつくようになるし、選手も指導者から独立できない。

バドミントンだけではなく、レスリングなどでもそうだが、今、スポーツ界で起こっている問題の多くは、旧弊な「師弟関係」に起因するものが多い。これは海外では考えられない。

師匠の方が選手よりも偉い国は、ろくな国ではない。この部分を見直さないと、日本のスポーツは強くならないし、健全にもならないだろう。

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開幕15試合終了時のチーム毎勝敗4~阪急~オリックス・南海~ソフトバンク・セネタース~日本ハム・高橋~トンボ



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