デイリー
０８、０９年にサイ・ヤング賞を受賞したティム・リンスカム投手（３３）が所属先のレンジャーズから戦力外通告を受けた、と大リーグ公式サイトが５日（日本時間６日）、伝えた。

１６年８月５日のマリナーズ戦を最後にメジャーの舞台から遠ざかっていたリンスカムは昨年オフにＳＮＳで自主トレの様子を投稿。別人のような筋骨隆々の肉体美と力強い速球を披露して話題となった。
　２月に行われた公開練習では心配された直球の球速が９３マイル（約１５０キロ）をマークするなど、復活を印象づけ、３月上旬にレンジャーズと１年１００万ドル（約１億１千万円）で合意。中継ぎ投手として２年ぶりのメジャー復帰を目指したが、右手中指のまめの影響で開幕から故障者リストに入った。

レンジャーズにしたら「これ以上待てない」ということだろう。全盛期は短かったが、強烈な印象を残した投手だ。

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2どのドラフト指名を蹴って、2005年ドラ1でジャイアンツに。同期1位にはエヴァン・ロンゴリア、クレイトン・カーシヨウ、マックス・シャーザー。

出世は中でも早い方で、翌年メジャー昇格、3年目にはサイ・ヤング賞。
天井を向くようなフォームから投げ込む100マイル近い速球と、カーブ、スプリッター、チェンジアップで三振の山を築いた。
打者に真っ向から向かう投球スタイルは、見ていて面白かった。小さな体で大きな打者に立ち向かうのは小気味よかった。

2年連続サイ・ヤング賞という華々しい活躍だったが、球速が落ち、球のキレがなくなって成績が急落した。
30歳を前に終わった投手のようになり、エンゼルスに移籍。2016年には消えていた。

まだ33歳。中継ぎでの奮起を目指したがうまくいかなかった。

松坂大輔のような例は、日本でもアメリカでも稀有だということを実感する。


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そういえばチーム得点ってどうなりましたかね？｜51試合終了時点


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