阪神が、今オフにFAになる西武、浅村の調査を始めたという。ろくでもない話である。

また阪神電鉄の株主総会が近づいている。例によって自称「阪神ファン代表」という輩が、野球愛も知性のかけらも見られない質問を経営陣にぶつけるのだろう。自分では受けると思って発言しているのが、実にみっともない。

そこで絶対言われるのは「貧打」である。何とかせよと。ここまでの経緯を見れば、金本知憲の指導者としての資質を問うべきだが、その声は上がらないだろう。
「せっかく金本兄貴が頑張れ言うてはるのに、頑張れへんお前らが悪い」
「どこぞにええバッターおりまへんか、甲子園にはぎょうさん客が入ってるんやから、けちけちせんとええ選手取りなはれ」
金で横面をはたくような、商売人の風上にもおけない下品な発言があって、それにも後押しされて、FA選手をあさるのだろう。

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浅村栄斗は、大阪市東淀川区井高野の出身だ。私は結婚してから数年、井高野団地に住んでいた。その頃、浅村は道向かいの井高野小学校に通っていたのだと思う。
井高野小、井高野中、大阪桐蔭を経て2008年ドラフト3位で西武に。

キャリアSTATS

Asamura


ずんぐりしていて地味な印象の選手だが、3年目に一塁手としてレギュラーになると、2013年には打点王、翌年から二塁にコンバートされて不動のレギュラーとなった。

浅村の売りは、中方向への鋭いライナーだ。打球の速さは抜群だ。相手投手は、強力打線の西武にこの選手がいるために中村剛也や山川穂高らと勝負せざるを得なくなった。

浅村は、西武の強力打線にいてこそ生きるのではないか。同じ大阪桐蔭の森友哉や中村剛也、脂の乗り切った秋山翔吾、日の出の勢いの山川穂高、源田壮亮、など、一騎当千の顔ぶれの中で、地味ながらも持ち味を発揮できるのではないか。

阪神はFA選手をうまく活かすチームではある。金本知憲、新井貴浩、地味だが藤井彰人など、いい補強をしてはいる。いくなら巨人ではなく阪神ではあろう。
しかし、片岡易之、中島宏之など、近年、全盛期に移籍した西武の野手は、ろくな結果を残していない。

阪神には身びいきのきついあほなファンがたくさんいる。なまじ大阪出身だけに、浅村への風当たりは強いはずだ。

西武は基本的に去る者は追わずではある。交渉では渋い金額しか出さないだろう。しかし浅村は移籍するにしても、もう一度西武の黄金時代を現出させ、その立役者の盛名を得てからでいいのではないか。

今の西武ライオンズは面白い。ここまで元気な打線が生まれて、その中心打者があっけなく移籍するのはいかにも惜しい気がする。

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kouryusen



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