昨日は小山でBCリーグ、栃木ー群馬戦を見た。村田修一のプレーを見るのが主たる目的だったが、BCリーグの問題点をさらに痛感する結果となった。
小山市小山運動公園野球場は両翼95m、中堅120m、かなり老朽化した地方球場。昨年から栃木ゴールデンブレーブスが本拠地にしている。
雨天の振り替え試合があるが、公式戦最終日であり、球場には多くのお客が詰めかけていた。休日の観客動員は、四国よりBCの方がかなり多い。

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村田修一は栃木のナインの中でも小さい。177㎝しかないのだ。92㎏あるにしても、恵まれない体で大選手になったことを改めて思う。村田は、小さな球場で淡々と野球をしていた。

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結論から言えば、村田は現役選手として十分に戦えるだろう。今年のBCリーグでは屈指の投手である群馬のセンテノの145km/h前後の投球をじっくりと見極めていた。ボール球には全く手を出さなかった。

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最初の打席は小さく、鋭く振って中前打、二打席目は打点付きの遊ゴロ、三打席目は四球。バットを振ったのは3回だけ(空振り1回)だったが、スイングは鋭かった。

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独立リーグは選球眼が良くない選手が多いのだが、やはり格が違うという印象だ。右と左の違いはあるが門田博光を思い出した。
24試合74打数24安打3本塁打19打点14四球5死球9三振2犠飛。打率.324、出塁率は.453になる。
一流選手がマイナーリーグで調整する際に、チェックすべきは「戦える状態にあるか」であり、数字ではない。村田は「球が見えている」し、NPBに復帰できる状態と言えるだろう。

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ちなみに栃木には飯原誉士もいる。飯原3番、村田4番だ。
16試合40打数14安打2本塁打10打点10四球2死球2三振1犠飛。打率.350である。

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ただ、この試合も実に悩ましいものだった。
栃木の先発中村は1回から失点し、2回には3本塁打を打たれ失点5、さらに3回には群馬の7番李の頭部にぶつけて危険球一発退場。3試合見て、3試合とも危険球一発退場である。「26歳定年制」によるBCリーグの投手の劣化は、相当深刻だ。

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以後の投手は悲惨だった。ストライクが入らない。入れば打たれる、で5回まで毎回の22点が入った。

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群馬の打者が優れていたか、というとそうとは言い切れない。ボールを見極めることなくどんどん振っていく。本塁打は実に7本も出た。
本拠地に詰めかけた1179人のお客は、贔屓チームの惨敗をどう思っただろうか。

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BCリーグは10球団あるが、今年前期の成績を見ると、西は滋賀(5勝26敗0分.161)、東は栃木(9勝17敗7分.346)と、昨年誕生した新興2チームが下位に沈んでいる。新チームが弱いのは仕方がないにしても、「26歳定年制」による選手の質の低下に加え、大きすぎる戦力格差も問題だろう。

栃木はそれでも観客が入っているが、滋賀は6月13日はわずか81人と、観客動員でも苦しんでいる。

BCリーグは独立リーグの未来、野球の未来のために、勇気ある改革を続けている。素晴らしいことだが、エクスパンションや大きな改革にはさまざまなネガティブも伴う。これをどう克服していくのか、後ずさりすることなく問題に取り組んでほしい。応援している。

栃木は6人目に元ヤクルト、巨人のウーゴがマウンドに上がった。しかし彼はもうNPBに行ける力ではないと思えた。

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あまりの惨敗ぶりに、スタンドは声もなかったが、そんな中で村田修一は交替する投手にボールを渡し、声をかけていた。頭が下がる風景だった。

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改めて、野球選手村田修一に今一度チャンスを与えてほしい。

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