もう少しこの話を考えたい。スポーツ関係者の間から、西野ジャパンの「ボール回し」をきっかけとして「フェアプレーとは何か」という議論が起こっている。
フェアプレーには、いろいろな定義があるが、
・正々堂々としたプレー態度
・全力を尽くす
・相手選手、審判へのリスペクト
・勝利に対する忠実


などがあげられるだろう。スポーツマンシップと重なる部分が多い。

反則をしないことは、フェアプレーの精神に合致してはいるが、それはフェアプレーの一要素に過ぎない。
しかしサッカー界では反則でイエローカード、レッドカードをもらった回数を「フェアプレーポイント」として、試合の勝敗の要素として加味する動きになっている。Jリーグは2008年から、ワールドカップは今大会から「フェアプレーポイント」を導入している。
ワールドカップでは、グループリーグ3試合中に出たイエローカード1枚につき1ポイント、2枚目のイエローカードで3ポイント、レッドカード1枚につき4ポイントとして計算される。

日本はフェアプレーポイントの差でセネガルに競り勝って決勝トーナメント進出を果たしたが、そのポイントを守るために、ポーランドとの試合の終盤、ボール回しをして攻めなかった。これは、フェアプレーと言えるのか、と言う議論になっている。

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西野ジャパンの終盤のプレーは、・正々堂々としたプレー態度 ではなかったと言えるだろう。そして・全力を尽くす と言う点でも疑念が残る。さらに、・相手選手、審判へのリスペクト があったのかどうか。さらに・勝利に対する忠実 にも問題があった。

要するにフェアプレーからは程遠いプレーだったのは間違いない。

これに対する反論としては、
制度上、試合をフリーズすることで勝ち抜けが決まるのだから、チームがこういう選択をするのはやむを得ない、最善の選択だったというものがある。試合ではなく、大会全体で見れば・勝利に対する忠実 だともいえる。

こうしたプレーが出来するのは、チームの問題と言うより、制度上の欠陥だという声もある。

この欠陥を是正するには、ボール回しをするなど、消極的なプレーが続いた場合にレフェリーがチームにイエローカードを出すというルール改正が考えられるだろう。柔道の「教育的指導」に近い形だ。何度か警告を与えたうえで、改善がみられなければイエローカードを出す。

線引き、基準が難しいところだが、こういうルール改正があっても良いと思う。

しかし、ルール改正とは別に、チーム、選手の意識の問題も残っている。以下続く。



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