まだペナントレースは折り返し点に差し掛かったくらいだが、NPBの雨天中止試合は早くも26試合。昨年が27試合だから、異様に多い。明らかに異常気象の影響だ。今後も雨天中止は増えるだろう。

プロ野球以上に気がかりなのは、そろそろ始まった高校野球の地方大会だ。
すでに沖縄県大会は雨天順延が6試合。他の県大会も予定通りには進まないだろう。
そうなってくると、日程は厳しくなる。

今の県大会は準々決勝と準決勝の間に1日開けるなど、以前よりは選手の健康に配慮するようになっているが、今年の天候不順を考えれば、休養日など吹っ飛ぶだろう。
最後の代表校が決まるのは7月29日、東東京と北大阪と言うことになっているが、この日程通りに進むとは思えない。8月にずれ込む可能性もあるのではないか。

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今年は100回記念大会なので、甲子園への出場校も史上最多の56校にも上る。
8月2日抽選会、8月5日開幕、22日決勝戦、準々決勝翌日に休養日、と言うことになっているが、この通りに進むかどうか、非常に危ぶまれる。

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本来であれば、地方大会、全国大会ともに、雨天中止試合があれば、その分、日程をずらしていくべきなのだが、地方大会、甲子園ともに球場を使用できる期間に限界がある。球場使用料は支払っていないが、他の経費負担がかかるし、なんとしても日程通り試合を消化しようとすることだろう。
連戦は当然あるだろうし、最悪の場合、準決勝、決勝をダブルヘッダーにすることもあるだろう。

高野連は公式戦のダブルヘッダーを原則として禁じているが、やむを得ない場合は認めることになっている。ただし、その場合、1人の投手は2試合通じて9イニング以上投げないとなっている。

少しは考えているというところだが、準々決勝と準決勝の間の休養日が飛んでしまえば、投手は連投になる。また、球数制限ではないから、200球を超えても9イニングまでは投げることになる。

結局、過密な日程を組んでおいて、天候不順で日程が厳しくなったら、そのしわ寄せは全部選手、とりわけ投手にいくのだ。

阪神タイガースは8月28日には甲子園で試合を予定している。それまでに甲子園のグランド整備には数日を要する。実は、高校野球とプロ野球では、客席の配置が違う。アルプススタンドの最下段は、高校野球の開催中は応援団の入れ替えを容易にするために、客席が取り外されている。プロ仕様にするためには再度取り付ける工事をしなければならない。
高校野球で荒れたグランドや芝生も土を入れなおしたり、芝の補修をしなければならない。

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恐らく高校野球が使用できるのは8月24日がリミットだろう。球場使用料を払うことを考えても、財政的に厳しい高校野球はこれが限界だろう。

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何度も言うが、世界中探しても、こんなきつい日程の野球大会はプロアマ通してない。ましてや連日最高気温35度超の猛暑日である。健康被害が出ないほうがおかしい。

今年の「残酷ショー」は、とりわけえげつないものになりそうだ。

「残酷ショー」の出典を知らない人もいるようなので、2014年の松谷創一郎さんの記事を貼っておく。

「残酷ショー」としての高校野球



2012~14年中後悠平、全登板成績



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