昨日、田口壮はオリックスから戦力外通告を受けていることを認めた。8月29日に登録を外れていた。右肩を痛めておりノースローの状態。

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今年前半、統一球への適応に戸惑ったオリックス打線が軒並み低迷する中で、田口は一人元気だった。交流戦では、広島石井琢朗、オリックス田口と40歳オーバーが両チームの3番を務めたことがあった。
さすがに大きい当りは打てないが、しぶとく出塁する技術は光った。環境が目まぐるしく変化するMLBでもまれていたから、統一球への適応も早かったように思う。
しかし、後半戦に入って打線が勢いを取り戻し、坂口、後藤、T-岡田、バルディリスと主軸ががっちりと固まってくるとともに出番がなくなり、肩の調子も悪かっただけに、戦力とはみなされなくなっていた。
オリックスは、外野陣が充実している上に、若手も育ってきている。田口の活躍の場は無くなっていると言ってよい。右肩を手術して、本人は現役続行を希望しているという。
田口が最後にレギュラーだったのは2001年のこと。もう10年もスーパーサブとして、日米で存在感を示し続けてきた。大卒、42歳でもあるし、もう充分じゃないかとも思うが、本人としてはやり残したことがあるのだろう。良い解説者になるだろうと思うが、続けるのなら、野球を楽しむ気持ちでがんばってほしい。

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