7月はずっと関東にいるので、西日本の豪雨は全く知らない。家に犬の様子を聞いたら「我が家のことはどうでもいいの?凄い雨」と叱られたりした。広島の甥っ子の結婚式も延期になった。
プロ野球も甚大な影響を受けている。
阪神はすでに主催試合9試合、ロードで6試合と15試合も中止になっている。大雨の後は台風も近づいているし、今後も中止試合が増える可能性が高い。
Number Webにダブルヘッダーを再開しようという記事を書いたが、今回の災害があまりにも大きいので掲載を少しずらすことになっている。

地球温暖化の影響なのだと思うが、このところずっと異常気象が続いている。ここまで続くと異常気象と言うより、21世紀に入って気象の起伏が以前よりも激しい時代になったと考える方が良いかもしれない。

IMG_3233


気象の起伏が激しいのは雨天だけではない。最高気温も軒並み上昇している、私たちが子供の頃、ニュースで全国で1か所でも35度を超えるとニュースになったものだが、今は日本の国全体が真夏には35度、つまり猛暑日になる。

この時期に朝の9時からまる1日野球をするのは、ますます危険になりつつある。甲子園と地方大会のことだ。すでに健康被害は出ているが、ニュースにはなっていない。
「夏の暑さで倒れる人が出るのは当たり前」という通念があるからだろうが、おそらく倒れる人もその症状も重くなっているに違いない。

しかしそんな中でも高校野球は始まっている。熱中症対策はますます手厚いものになっているだろうが、それでも炎天下で野球をしたり、応援をすれば倒れる人は続出するだろう。
高校野球は、選手のサングラス使用は届け出制とし、審判のチェックを経なければならない。またその形状や色にも規制がある。サン暮らしの使用は、太陽光から目を守るために重要なことだが、「色眼鏡は高校生らしくない」という固定観念があるようだ。それこそ色眼鏡のついた古臭い意見が支配的なのだ。
「この暑さに耐えて全力プレーをすることで鍛えられる」くらいには思っているのだろう。
猛暑の中でも平気でスポーツできる「忍耐力」が、今後の人生でどれほど役に立つかは知らない。今更徴兵されて南方戦線で戦うこともないはずだが、もうすでにこの環境で野球をするのは、異常な事態だ。しかもそこで連投をする投手も出てくる。
外国人から見たら考えられないようなことになっている。

甲子園が「教育の一環」であるなら、第一に重視すべきは生徒の生命、安全だろう。
気温が35度に達したら、試合を中止するなどの措置は当然とるべきだと思う。
つまり、夏休みの期間に野球大会をすること自体を見直すべきだろう。やるなら早朝と夜間、ドームでの試合に限定すべきだ。

IMG_9528


こうした狂気じみた大会をしているのは野球だけではない。高体連も夏休みに高校総体、つまりインターハイをやっている。
私はこれも取材しているが、日影が全くない陸上競技場での競技は狂おしいような時間だった。

夏休みは勉強に影響が出ないから大会をするのだ、と言いたいのだろうが、他の季節でも勉強そっちのけで部活ばかりやっているのだ。
春や秋に「体育ウィーク」と称して1週間程度やればそれでいいのではないか。

こういう時代になったのだ。春秋の良い季節に大会をやることを真剣に考えるべきではないか。



2012~14年中後悠平、全登板成績



私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!