何かその可能性があったかのような記事が出ている。
時事通信
【ニューヨーク時事】米大リーグでオールスター戦前日の16日に行われる恒例の本塁打競争に参加する選手が11日発表され、米メディアの間で話題となっていたマリナーズのイチロー外野手とエンゼルスの大谷翔平投手は選ばれなかった。
イチローは実質的に戦力外になったわけであり、今のステイタスはGM付き特別補佐だが、A-RODや松井秀喜も引退後に同様の役職に就いたことでもわかるように、もはや選手ではない。
来年の東京での開幕戦前後までの暫定措置だろう。試合にも出ないのに、ベンチで選手と談笑する心境は理解しがたいが、イチローなりの気持ちの整理はできているだろ。
ホームラン競争は、オールスターに選出されなかった選手も出場可能だが、選手とは言えないイチローが出ることは考えられない。

DSC06392


大谷翔平はDL入り前なら選出の可能性は皆無ではなかっただろうが、それでもDH部門で1位になったことはない。関係者・選手投票や監督推薦で選出される可能性もあったが、当確と言うほどではなかっただろう。ましてやDL入りして以降は、問題外だったと思われる。

大谷翔平は確かに全米の野球ファンの注目を集めた。MLBの公式サイトで何度もトップで取り上げられている。
しかし大谷翔平が押しも押されもせぬスター選手としてのステイタスを確立するのは、赫々たる成績を少なくとも2~3年はあげてからだろう。
それまでは、スター候補でしかない。「二刀流」は確かに歴史的なことではある。過去にMLBでこういうスタイルで成功した選手はいない(ベーブ・ルースは投手から打者への移行期に一時的に「二刀流」だっただけだ)。しかしこの手の「変わり者」は、MLBとNFLを掛け持ちしたボー・ジャクソンなど、いないわけではない。
大谷翔平がが「大選手」「パイオニア」になるか、単なる「際物」で終わるかは、まさにこれからの話だ。今は何者でもない。

DSC06292


日本のテレビメディアは、そういうリアルな現実は伝えない。なぜ伝えてはいけないのか理解に苦しむが、日本人選手のことであれば、なんでも「いい話」にし、しかも針小棒大に伝える。
TBSなどは大谷とヤンキース田中将大の初対戦の前には、アナウンサーをニューヨークに派遣した。しかし田中は故障で戦線離脱。大谷はセベリーノからホームランを打ったが、それではなく球場周辺で「オ―タニをどう思うか?」と聞いて回っただけだった。

この春から民放もNHKもバカ騒ぎをした。その中には確かに嬉しいニュースもあったが「いつまで同じことを言っているのだ」と言いたくなる内容も多かった。
そしてワールドカップで西野ジャパンが予想外の活躍をすると、メディアはあっという間にそっちに移ってしまった。

いいとこどりで刹那的、そして針小棒大、こういう報道から本当の野球ファン、スポーツファンは育たないだろう。



2012~14年中後悠平、全登板成績



私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!