明徳義塾は高知商に負けたようだ。頼みの綱の市川が10失点した。高知の野球界では、市川の肘を気にする人がたくさんいた。今月、高知商の元監督の谷脇一夫さんと話をした。谷脇さんは明徳義塾の馬淵さんとは仲良しだが、それでも最近の市川の起用には疑問を呈しておられた。
炎暑の中で、自分以外には誰も投手がいない境遇で、自分の人生と、学校の期待を背中に背負って投げて、惨敗した市川の気持ちが思いやられる。肘や肩に重い損傷を負っていなければよいがと真剣に思う。
ダイヤモンドONLINEにこんな記事が載った
子供の熱中症死を続出させる「根性大国ニッポン」の狂気
高校野球だけではなく、この炎暑の中に根性論を振り回して若者を死の危険へと駆り立てる日本社会について、とりわけ朝日新聞などの新聞社について、厳しい意見を述べている。
多くの人が思っている通り、今の甲子園報道は、第二次世界大戦中に若者を戦地へと送り出した「軍国報道」とそっくりである。
「過酷な環境での奮闘」を賛美し、そのために倒れた若者を英雄視する。
昨年、練習帰りに死んだ女子マネージャーを美談に仕立てた朝日新聞の「練習直後に倒れ…亡き女子マネジャーへ、捧げる2本塁打」(朝日新聞デジタル2018年7月22日)は、本当にひどい。今のメディアは、こと甲子園や高校部活については、その死を「スポーツや学校に対する忠誠心あふれる殉死」であるかのように書き立てるのだ。この記事を女子マネの親は読んで、どう思ったのだろうか。
当サイトでは何年も前からこの異常な状況について書き続けている。
松谷創一郎さんが、高校軟式野球の決勝戦が50回に及んだことを「残酷ショー」と呼んだのはもう4年も前だ。
誰が見てもおかしいことを問題視できず、看過するか、賛美するしかできない新聞社は、本当に言論機関だと言えるのか。なぜ、正面から問題を直視して、正論を吐かないのか。人命よりも大切なものなどない、朝日も毎日も常々そう言っているではないか。
それができないのは、高校野球が朝日新聞や毎日新聞が創始して、大きくしたイベントだからだ。自分たちが非難されるのが怖くて、知らんふりをして通り過ぎようとしているのだ。
例え、今年は何とかすり抜けることができたとしても、異常気象は確実に進行する。何年か先にはもっとひどい夏がやってくる。
そうなっても朝日や毎日は、きちがい沙汰のような野球をまだ賛美し続けるのか?そんな新聞を一体だれが読むというのか。
今年度の「宇佐美式勝利打点」を調べてみました|7月11日終了時点
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それができないのは、高校野球が朝日新聞や毎日新聞が創始して、大きくしたイベントだからだ。自分たちが非難されるのが怖くて、知らんふりをして通り過ぎようとしているのだ。
例え、今年は何とかすり抜けることができたとしても、異常気象は確実に進行する。何年か先にはもっとひどい夏がやってくる。
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熱中症は、今年は特にひどくて騒がれているので対応が追いついていない可能性もありますが、投球数などはずいぶん前から指摘されている問題だと思います。
何も目新しい施策をしないでも、WBCなどを始めすでに導入されている大会もあるので、その投球制限をシンプルにそのまま導入するだけでもだいぶ違うと思うのですが、なんでやらないんでしょうね?(プロ選手用の投球制限が、体格や技術に劣る高校生に適切かはともかく)