開会式で思い出したので書いておく。2016年の岡山インターハイの取材をしたときのことだ。

総合開会式にも行こうと思って、前日のプレスミーティングにも出て名前を記入し、資料一式ももらったのだが、当日、会場で止められた。
編集部が、私のペンネームで取材申請をしたが、私は実名での身分証明書しか持っていなかったためだ。編集部にも連絡をし、私が同一人物であることをいろいろ証明したが、結局、会場にはいることはできなかった。得体のしれない人物は入れないということだろう。

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開会式には皇太子が来た。当日は岡山駅から数メートルおきに警官が立ち、歩道橋にも警官がいた。皇太子が道路を通過するときには歩道橋は足止めとなった。

開会式には事前に申請した希望者だけが入場できる。身分を改められ、身元がはっきりしない人は入れない。インターハイに出場する選手も、無条件で参加できるわけではない。希望しても代表者だけが入場できる。そもそも体育館での開会式なので、人数に限りがある。
各県の高体連の幹部や競技団体の幹部が出席するのである。ボクシングの例のヤクザ会長がいたかどうかは知らない。
もちろん、記者クラブに加盟している新聞、テレビ各社は入場できる。

前日のプレスミーティングでは、皇太子を正面から撮影しないことなどの注意事項が説明された。

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そういう物々しい雰囲気の中で、開会式は行われたのだ。会場の周辺では試合を控えた高校生たちが準備体操をしたりしていた。

開会式などお飾り、きれいごとであり、高校生の競技とは何ら関係がないと言えばそうだが、なぜこういう意味のないことを熱心に執り行うのかと思った。

私は皇室に尊崇の念を持っている。間もなく次の天皇になる皇太子は、同い年だ。どうでもいい年寄り、権威大好き人間の前で話すのではなく、今から競技をする高校生に語りかけることができたらよかったのに、と思う。
彼らの表情や、熱気を皇太子は感じ取ってもらいたいし、高校生も皇室とはどういうものか、知ってもらいたいと思った。

甲子園の開会式とも共通することだが、スポーツの大会であるにもかかわらず、「一番大事にしているのは誰なのか?」という根源的な部分がずれている。今のスポーツ界の最大の問題はここなのだろう。


穴吹義雄、チーム別&投手別&球場別本塁打数|本塁打大全

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