野球名門高校と呼ばれる高校の中で、良い投手を何人も出している学校は少ない。若林忠志、愛甲猛、松坂大輔、成瀬善久、涌井秀章、藤平尚真の横浜と、桑田真澄、野村弘樹、前田健太のPL学園くらいか。平安も打者に比べればかなり貧弱だ。

NPBで記録を残したのは19人。

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最初の一人、伊藤次郎は台湾の原住民族アミ族出身で、平安に留学した。甲子園でノーヒットノーランを記録している。東京セネタースの投手として10勝を挙げる。
野手の岡村俊明もそうだが当時の平安は、日本の植民地だった台湾の留学生を受け入れていた。

大崎隆雄は1960年春夏の甲子園で活躍。大洋に入団し1年目に4勝10敗だが、以後は活躍していない。

小島弘務 は中日の中継ぎ投手。彼の通算19勝が最多勝だ。

川口知哉は超高校級と注目され、1997年のドラフトでは4球団が指名し、くじ引きでオリックスへの入団が決まるが、プロ入り後は制球難に泣かされて大成しなかった。

平安高校は夏3回、春1回優勝している。
優勝投手は

1938年夏 天川清三郎(南海)
1951年夏 清水宏員(毎日)
1956年夏 岩井喜治 プロ入りせず
2014年春 高橋 奎二(ヤクルト)

高橋は現役だが、4人ともプロでは数字を残していない。

期待の星は大体大、大ガスを経てロッテに2016年ドラフト2位で入団した酒居知史だろう。彼も制球が悪く、今期は2勝だが、これからどこまで伸ばすか。

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