今年は例年になく、甲子園や高校野球に厳しい目が注がれている。
直接的には、過去にないような酷暑の中で、例年通りの日程を強行したことが批判されているが、それとともに「投球過多」による投手の酷使にも厳しい目が注がれている。
昨日は橋下徹がこうtweetした。
投球数制限は直ちに導入すべき。こんな不合理・非科学的なことをやり続ける国は、前近代的野蛮国家だ。さらに練習日数・練習時間制限を導入して、決められた練習時間でいかに結果を出すかを切磋琢磨させるべき。
橋下は朝日、毎日を目の敵にしている。先日の自民党の和田政宗と同様、この発言の何割かは朝日叩きに向けられていると思われる。
反権力、弱いものの見方を標榜する朝日が、自社主催の大会では、選手の酷使を看過して、大会翼賛報道に終始している。このダブルスタンダードを批判しているのだろう。
氏原さんのこの本によれば、高野連は高校野球の問題点が明らかになっても、すぐに改革するのではなく、高校野球関係者の意見を聞いて、できるだけゆっくりと改革を進めようとする。
現場の混乱を招きたくないのだろうが、本音の部分ではドラスティックな改革を推進すれば、それまでこうした事態を放置していた高野連が非難の矢面に立ちかねない。それを危惧しているのだろう。要するに自己保身である。
これまで延長戦の上限が18回、15回と短縮され、今年からは13回からタイブレークになった。これなどもこうした「ゆっくりした改革」によるものだ。
高野連の竹中事務局長は今ごろになって「これからは投球回制限」と言い出した。世間の批判にようやく反応したというところだが、竹中事務局長がそういったからと言って、それがすぐに進むわけではない。
元監督など関係各位の話を聞いて、時間をかけてまとめていく気だろう。
この間にも登板過多で潰れる選手はたくさん出るだろうが、それは「仕方ない」で割り切る気だろう。
朝日や毎日も、亀の歩みのような高野連の改革を支持するのだろう。
高野連や朝日、毎日は、ここまで高校野球を古い形のままで放置してきた責任を追及されるのが怖いのだ。そして、今後も今の地位や利権を維持しつつ、世間の批判をかわすために、申し訳程度の改革を少しずつ推進するのだ。
高校野球が変わらないことで、野球界全体がおかしくなっているのは明らかだ。多くの有為の野球少年が、甲子園があるために潰れている。
今すぐにでもドラスティックな改革を行うべきだ。それができない高野連や朝日、毎日に「プレイヤーズファースト」を口にする権利はないだろう。
穴吹義雄、チーム別&投手別&球場別本塁打数|本塁打大全
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!
昨日は橋下徹がこうtweetした。
投球数制限は直ちに導入すべき。こんな不合理・非科学的なことをやり続ける国は、前近代的野蛮国家だ。さらに練習日数・練習時間制限を導入して、決められた練習時間でいかに結果を出すかを切磋琢磨させるべき。
橋下は朝日、毎日を目の敵にしている。先日の自民党の和田政宗と同様、この発言の何割かは朝日叩きに向けられていると思われる。
反権力、弱いものの見方を標榜する朝日が、自社主催の大会では、選手の酷使を看過して、大会翼賛報道に終始している。このダブルスタンダードを批判しているのだろう。
氏原さんのこの本によれば、高野連は高校野球の問題点が明らかになっても、すぐに改革するのではなく、高校野球関係者の意見を聞いて、できるだけゆっくりと改革を進めようとする。
現場の混乱を招きたくないのだろうが、本音の部分ではドラスティックな改革を推進すれば、それまでこうした事態を放置していた高野連が非難の矢面に立ちかねない。それを危惧しているのだろう。要するに自己保身である。
これまで延長戦の上限が18回、15回と短縮され、今年からは13回からタイブレークになった。これなどもこうした「ゆっくりした改革」によるものだ。
高野連の竹中事務局長は今ごろになって「これからは投球回制限」と言い出した。世間の批判にようやく反応したというところだが、竹中事務局長がそういったからと言って、それがすぐに進むわけではない。
元監督など関係各位の話を聞いて、時間をかけてまとめていく気だろう。
この間にも登板過多で潰れる選手はたくさん出るだろうが、それは「仕方ない」で割り切る気だろう。
朝日や毎日も、亀の歩みのような高野連の改革を支持するのだろう。
高野連や朝日、毎日は、ここまで高校野球を古い形のままで放置してきた責任を追及されるのが怖いのだ。そして、今後も今の地位や利権を維持しつつ、世間の批判をかわすために、申し訳程度の改革を少しずつ推進するのだ。
高校野球が変わらないことで、野球界全体がおかしくなっているのは明らかだ。多くの有為の野球少年が、甲子園があるために潰れている。
今すぐにでもドラスティックな改革を行うべきだ。それができない高野連や朝日、毎日に「プレイヤーズファースト」を口にする権利はないだろう。
穴吹義雄、チーム別&投手別&球場別本塁打数|本塁打大全
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!
なぜ高校野球関係者だけの意見を聞くんでしょうね?
例えば、NPBなどは試合数も高校野球とは比較にならないほど実施していますし、障害予防などのKnowledgeも豊富だと思います。他にも、スポーツ医学の専門医とか、可能であればMLBや他国の高校野球団体とも意見交換すれば、有益な知見を得られそうな気がしますが。
現行の関係者だけではなかなか問題が顕在化しなかったり、解決策が得られなかったからこそ、問題が問題として残っているわけで、外部の事例や知見を利用して改善を図ることは、決して悪いことではないと思うんですけどね。