シーズン終盤になるとこういう記事がたくさん出る。
讀賣新聞 巨人、V消滅…自力でのCS進出も消滅
巨人は15日のDeNA戦に敗れたことで、残り12試合に全勝し、広島が残り16試合に全敗した場合でも勝率で広島を上回れないため、優勝の可能性がなくなった。4季連続で優勝を逃すのは球団ワーストタイ。また、残り12試合に全勝しても、他チームの勝敗によっては4位以下となり、自力でのCS進出も消滅した。
8月にはこういう記事も載った。サンスポ
阪神、広島敗れ一夜で自力V復活!
 阪神の自力優勝の可能性が2日、一夜で復活した。この日は試合なかったが、広島がヤクルトに敗れたため。阪神が残り56試合を全勝すれば95勝47敗1分け(勝率・669)。広島は阪神との残り11試合にすべて敗れた上で、残り42試合を全勝しても95勝47敗1分け(・669)と同率で並ぶが、対戦成績が阪神の17勝11敗1分けとなり、規定により阪神が上回る。


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こういうのを一喜一憂というのだろうが「残り何試合を全勝」とか「全敗」とかいうのを前提にしている限り、作り話、お話でしかない。
NPBの連勝記録は1954年の南海ホークスと、1960年の大毎オリオンズが作った「18」だ。10連勝さえめったにない。そんな大連勝を前提にして「自力優勝消えた、ついた」というのは、何の意味があるのかと思う。

両リーグの勝敗表

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今季のセ・リーグでいえば広島の優勝は、既定路線であり、どこも届きそうにない。今更巨人の自力優勝がどうのと書く方がどうかしている。
一方、今、巨人は3位であり、CS進出の可能性は十分にあるのだ。試合消化が速いから、残り試合の差でライバルに抜かれる可能性があっても、それは巨人の責任ではない。セ・リーグは1強6弱で、ヤクルトがやや抜け出したが、3位はどのチームにも可能性はある。

パ・リーグは3強3弱が固まって、あとはソフトバンクがどこまで追い上げるかが焦点だ。

こういう記事が載ると、プロ野球をよく知らない人は「今年の巨人は終わったんだ」と思うだろう。でも5連勝くらいすると「巨人、CS当確」みたいな記事が載るのだ。読者を一喜一憂させたいのはわかるが、ペナントレースの実態を全く反映していない。

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それよりも、この表を見て、本当に問題だと思うのは残り試合数のばらつきだ。
中日は10月8日の閉幕までに11試合しかしないが、阪神は22試合もする。ここまで残試合の数字が違うと、どのチームが有利なのかさっぱりわからなくなる。

日本は雨天中止の試合をずっと後の日程に振り替える。今季のように天候不順だと、そういうのが積もり積もってこういうことになる。
もともとドーム球場を本拠地にするチームが2つしかないセ・リーグは残試合数がばらつく傾向にある。日本のファンは慣れっこになっているが、試合数のばらつきが2~3試合で収まって、整然とペナントレースを進行するMLBを見ていると「レース」というものはそうであるべきだ、と思う。

ペナントレースの運用を、各カードの日程の間に雨天試合を消化するようにすべきだろう。場合によってはダブルヘッダーもありだと思う。

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1965年鵜狩道旺、全登板成績【6年ぶり2度目の2ケタ勝利】

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