報知
各スポーツ界で指導者のパワハラなどが問題となっている現状を受け、日本高野連・上山勝己審議委員長は「あまりにも未熟で世間の流れを知らない人がいる。襟を正して子どもに向き合うべき」と見解を述べた
アメフト、アマレス、ボクシング、体操などの不祥事を受けて、高野連のお偉いさんがこうのたまったという。日本学生野球協会が、不祥事に対して高校13件、大学1件の処分を決めた席上でのコメントだ。

最近、不祥事でトップの地位が揺らいでいるスポーツ界は、その多くが「ボス猿の弊害」によるものだ。一人または少数の幹部が長期的に組織の権力を握り、その間に腐敗していくというものだ。
公私混同、不正な経済利得、選手起用や評価における不正、パワハラなどの「権力をかさに着た」不祥事を起こし、それを内部告発されて失脚している。
ボス猿が権力を掌握している間、そのスポーツ組織やスポーツ界は、改革が進まず、さまざまな分野で停滞が起こっていた。
ボス猿は、当初は有能な指導者だった場合も多いが、腐敗の進行とともに使命や目的意識が失われ、それに代わって自分の権力維持が最大の目的になる。これによって、そのスポーツの停滞が起こるのだ。

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確かに、高野連、高校野球にはボス猿はいない。権力の私物化は、高野連全体としては起こっていない。
しかし、高野連で発言力のある指導者や元指導者は、各学校や各県高野連で多かれ少なかれ「ボス猿」的な権力を有している。
いわば、高野連は「ボス猿連合」だ。ボス猿連合は「現状維持」「体制維持」へ向けて強力な圧力をかけ続けている。トップは能天気な大学の教員であり、事務局長は各権力の調整にばかり気を配る「お小姓」風である。つまり改革が進展する要素はほとんどない。

だから、強大なボス猿はいないのにもかかわらず、高校野球は全く進歩しない。炎天下に平気で試合をするし、球数制限や選手の健康面の配慮も全く進捗しない。
「あまりにも未熟で世間の流れを知らない人がいる。襟を正して子どもに向き合うべき」とはどの口がいうねん、というのが現状だ。

このコメントを見る限り、高野連は「じぶんたちはまだ、まとも」だと思っている。高校野球が時代遅れになっているという危機感は微塵もないようだ。

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日大アメフト部も、レスリングも、ボクシングも、体操も「ボス猿」が失脚することで、体制が一変し、一気に体質が刷新される可能性がある。

しかし権力を掌握する「ボス猿」がいない高野連は、体制が変わらないために、抜本的な改革ができない可能性が高い。
気が付けば、アメフトやレスリング、ボクシング、体操が世界標準の組織に変貌する中で、高野連だけが「ガラパゴス」を続けているという事態になりかねない。

せせら笑っている余裕はないだろう。


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