ここまで引っ張った選手もちょっといない。幸せ者といえば幸せ者だが、ロッテはやりすぎでしょう。

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今年は結構いろいろな球場で福浦を見かけたが、どこでも人気は高かった。この点、セの新井貴浩と双璧だったかもしれない。

キャリアSTATS

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1993年ドラフト7位。ドラフト同期の同い年には、目の前で達成した松井稼頭央、金子誠、岡島秀樹、福地寿樹、大村直之、小野晋吾。この年、7位まで選手を指名したのはロッテだけだから、要するにどん尻でプロ入りしたのだ。

4年目に一軍に昇格、以後はじわじわと打撃成績を上げていく。

今、幕張でよく見かける「安打製造機」というのは大げさでも何でもなく、一時の福浦の代名詞ではあった。何せ6年連続3割をマークしている。2006年時点では通算打率は3割を超えていた。

また一塁守備はミットさばきがうまく、安定感があった。

10年程前の福浦は「一線級の打者」という感じがあった。

しかしそこから長期低落が続く。2009年を最後に規定打席に達しなくなり、打撃成績も低落。なのに引退勧告されることなく現在に至る。

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千葉生え抜きでずっとここまで来たのが大きいと思うが、それとともにFAを使わなかったのも大きいはずだ。
FAを行使するとそれまでの「チーム愛」「地元愛」のイメージが反転してしまう。「チームを捨てて金に走った」という印象になってしまう。

村田修一が福浦と対照的な運目になったのもそうだろう。新井貴浩が晩年に人気者になったのは、FAからまた復帰したからだ。イメージが再反転したわけだ。

この2000本安打は記録としてそれほど高く評価できないが、まあ、地元の人が喜んでいるしいいんじゃないか、という感じだ。
チームは泥沼の8連敗。なかなかひどい。

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引退するんだろうな。そうでないとまた変なことになるぞ。


20失点以上記録チーム

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