咄嗟に口に出たのかもしれないが「来年も現役」というのは、なかなか重い一言だ。


福浦は、千葉ロッテ一筋25年、ロッテ史上最多試合出場の記録保持者であり、間違いなく球団屈指の功労者ではある。
しかし、ここ数年は「2000本安打を打つだけ」のために現役を永らえていたといっても過言ではない。

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もう一度キャリアSTATS 2010年までとそれ以降のトータルの数字も出す。

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打者のオフェンス面の能力を端的に表したOPSは2011年以降、.700に達していない。リーグ平均のOPSが.700だから、並み以下の選手だったということだ。

2010年までの14年間で1682安打を打った福浦だが、残り318安打を打つために8年を要したのだ。

ふつうは3年程度で大台達成ができなければ、引退してもおかしくないと思うが。

地元出身で、チーム生え抜きで2007年のFA権取得後もそれを行使せず、千葉ロッテのために貢献したという彼のキャリアが「特別扱い」につながったのだろう。

もちろん、ベテラン選手は数字に表れない貢献をする。彼の姿勢が若手の良い手本になったのは間違いない。しかし、たいして打てもしない打者が試合に出続けることで、若手の進出の機会が奪われたという一面もある。
ロッテはそういうことを容認する緩いチームではあった。

40歳を過ぎて、もはや戦力ともいえない選手に打席を与え続けたのは、ひとえに「2000本安打」のためではなかったのか?それが「お約束」だったのではないか?

ようやく達成して周囲も「お役御免」と思った矢先の「現役続行」。生え抜きでない井口資仁監督には直言できないのかもしれないが、誰かが言うべきだろう。

力が衰えて、2000本をクリアして、なお現役を続行した選手としては中村紀洋が記憶に新しい。彼は残念な終わり方になった。
福浦が現役を続行してもろくなことはないと思うのだが。

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