今年のNPB各球団は「働かない選手をいつまでもごろごろ在庫にしてもろくなことはない」という共通認識を持ち始めたようだ。喜ばしいことではある。

西岡はSNSで戦力外になったことを自ら発信した。
球団発表でクビの情報が発信されるのは、このプライドの高い選手には耐えがたかったのだろう。いろいろ感謝の言葉を述べているが、冗長で、甘えたで、気持ちの良いメッセージではない。

キャリアSTATS

Nishioka


小さいころからの野球エリート、PL学園に入れなかったことが最初の挫折だったようだが、大阪桐蔭に進んだのは大正解だった。

2002年ドラフト1位でロッテに。3年目、21歳で盗塁王のタイトル。守備も俊敏で若きスピードスターの登場を感じさせた。
2006年のWBCにも出場。しかし2009年は選出されず、公然と不満を口にした。自分はスター選手であるという自意識が強かった。
2011年27歳でMLBにポスティングで移籍。自信満々という感じだったが、ツインズでは開幕早々に骨折の大けが、以後、活躍することなく終わる。みずから3年契約の打ち切りを申し出て2年でNPBに復帰。

争奪戦の末に阪神に入団。1年目は華々しい活躍だったが、2年目以降、怪我に泣かされろくに試合に出ることなく6年が経過した。2016年にはアキレス腱を断裂している。

いわゆるヤンキー気質であり、調子に乗ると手が付けられないが、劣勢に回ると悪態をつく選手という印象がある。幼稚なパフォーマンスが好きで、同じ乗りの阪神ファンの一部には人気があった。

NPB屈指のスイッチヒッターではあった。
他球団からのオファーはあるのだろうか。村田修一とは異なり、この選手は本当にキャラクター的に難しい。オファーがなくてもトライアウトを受けないだろう。それに気位が高いから独立リーグには向かないと思うが。

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2011年浅尾拓也、全登板成績【驚異の防御率0.41、MVPに輝く】

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