11月に書く記事のために、このところ独立リーグの経営者のインタビューをしている。香川、高知、新潟、栃木、茨城と回った。昔と違って「夢」だけ「野球」だけで球団運営をしている人はいない。
ほとんどの球団が「野球と他のビジネス」を組み合わせ、何とか利益を出そうとしている。
「野球だけ」では食っていけないが、「野球がなくなったら」存在意義もなくなる。という印象だ。

独立リーグの消長とこの間にドラフト指名された選手を書き出してみた。四国、BC、関西独立、BFLを一気に出す。ベージュ色は育成指名。

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最初にできたのは四国アイランドリーグだ。石毛宏典さんが提唱して四国に生まれたが、初年度に破たんをして鍵山誠さんらが引き継いだ。4球団の経営陣もすべて交代したが、今も継続している。すでに14シーズンを経ている。

1年目のオフからNPBに指名された。この年に育成枠が設けられたのも大きかっただろう。2年目に高知から指名されたのが角中だ。

香川は質、量ともに多くの人材を輩出。最盛期には四国だけで7人もの選手がNPBに行っている。
これに続いて徳島が最近はドラフトで良くかかっていたが、愛媛、高知は2011年を最後にプロに行く選手は出ていない。

そして四国全体のプロ入り選手も減少している。今年はついに1人になった。

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四国アイランドリーグPlus自体が人材難になっているという部分はあるだろうが、それに加えてBCリーグが充実してきたことも大きいだろう。

ベースボール・チャレンジ・リーグ=BCリーグは四国の2年遅れでスタート。村山哲二さんが資材をなげうって奮起、ここまでやってきた。2007年に4球団、2008年に6球団になってしばらくその体制が続いたが、2015年からエクスパンションが続いて、今年は10球団。来年には11球団になる。

NPBへの人材供給源としては、四国より見劣りしていたが、2015年頃から指名が増えて、今は四国を逆転している。人口規模、市場が大きい本州に展開するリーグだけに、人材も集まりやすいようだ。
石川、富山、福井と北陸勢が好調だ。

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ただNPBで実績を残した選手は、四国には角中、水口、亀澤、又吉と複数いるのに対し、BCでは最初の指名選手である内村がいる程度。NPBで活躍した選手はほとんどいないのが現状だ。

関西独立リーグも石毛宏典さんの肝いりでできたが、離合集散を繰り返した挙句2013年に終わってしまった。野球賭博など不祥事もあり、独立リーグの信用を貶めた感がある。このリーグの発足時から見てきたが、この事業を「プロ野球ごっこ」だと勘違いしている経営者もいた。阪神、オリックスの膝元でやるというのも無理があった。2010年に2人がNPB入りしている。



その系譜からベースボール・ファースト・リーグ=BFLが2014年から発足している。芦屋大学が支援している。今、4球団だが来年「堺シュライクス」が加わる。芦屋大を母体とする兵庫ブルーサンダースから3人がプロ入りした。

消滅したチームも含めれば、50もの球団が存在している。世間の認知は低く、理解も浅いが、私は独立リーグが地方の野球離れを食い止める意義は大きいと思っている。今後も見ていきたい。


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