この間、あるパ・リーグ球団の広報と打ち合わせをしていたら「他球団も回られるんでしょ?」と聞かれた。「そうです」と答えると「大変ですよね、特にセの球団は」と言われた。

その担当者は、元はメディア出身で、スカウトされて球団広報になったのだ。だから12球団の対応を知っている。で「大変ですね」というわけだ。

確かにそういう部分はあるのだ。球団によっては、新聞、テレビ以外のメディアには洟も引っかけない対応をするところもある。正式に取材等を申し込んでも、全く連絡してもらえないこともある。
一方で、一般企業並み、あるいはそれ以上に素晴らしい対応の球団もある。最近ではDeNAなどは、野球チームというよりIT企業のようなフットワークの軽さだ。

IMG_3627


これは親会社の体質によるところが大きいのだと思う。老舗企業を親会社に持つ球団は、やはり対応が重々しい。そして保守的だ。
もう一つは、社員の問題だ。すべての球団で選手OBが職員になっている。なかにはそこからサラリーマンとしてのスキルを学びなおして、レベルの高い職員になっている人もいる。また「元野球選手」だったことが活きていると思わせる職員もいる。

その一方で、職員になっても選手気質が抜けない人もいる。ある球団ではデータ部門に元選手が配されているが、パソコンを勉強しないので、その人に任せると仕事が遅滞する。しかたなく他の職員やインターンが仕事を代わりにやっているということもあるという。

しかし、そうした古い体質も、徐々に変わりつつある。プロ野球が国税庁通達に甘えて赤字垂れ流しで良かった時代は過去のものになり、独立採算の健全な企業でなければ生き残ることができない時代になりつつあるのだ。

そうなると、今、現役引退してそのまま球団職員になったような選手はどんどん居場所がなくなっていくだろう。
プロアマ問わず、野球界は「学閥」「チーム閥」「先輩・後輩」の関係だけで世渡りをしている人が非常に多いが、一方でスポーツ・ビジネスやマーケティングが発達し、さらにスポーツ体質の一掃が叫ばれつつある。
何も考えずに「野球だけやってきた」人が、生きていけない時代がもうすぐやってくるのだと思う。

a2de96b68769c1b57a9cf6a8246444c9_m



2018年山﨑康晃、全登板成績【最多セーブ投手で初タイトル】

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!