この選手は「中学中退」くらいの学歴だが、MLBで学び、成長し、大選手になった。

ドミニカ共和国の首都、サントドミンゴ出身。早くから野球に目覚め、年齢を偽ってドジャースとマイナー契約。

見事なキャリアSTATS

Beltre


アメリカに渡ったときには、すでにメジャー級の力があったようだ。1998年、19歳でメジャーデビュー。身体能力は高かったが打撃は荒っぽく、守備の精度は悪かった。
FA年限の2004年に突如開花し、本塁打王。これで評価が急上昇して争奪戦となったが、マリナーズが5年6800万ドルで契約。

しかし5年間は鳴かず飛ばず。不機嫌な様子が報じられ、イチローとの仲もよくなかったようだ。
「あの本塁打王はフロックだ」、という評価になったが、2010年に1年契約で移ったレッドソックスで大活躍。これが転機となる。

レンジャーズと5年、8000万ドルで契約。以後は、中心打者として堂々たる成績を残し、ここ数年は「殿堂入りが確実」という評価もされた。
昨年7月に3000本安打、安打数ではイチローを抜き、現役最多安打だった。

早熟な選手が苦労をしながら大器晩成へと変わったというのは、ちょっと感動的だ。


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