日本テレビ
高校野球の強豪・日本文理高校の野球部員5人が、学校の寮で酒を飲んでいたことが分かった。学校は県の高校野球連盟に報告し、詳しい状況を調べている。
酒を飲んでいたのは、今年の夏で引退した3年生の野球部員5人。5人は今月19日、寮の中で飲酒をしたということで、学校への情報提供により、問題が発覚した。
本当にこの手の話はよく聞く。そしてその事情も手に取るようにわかる。

高校野球を引退した選手は、2年半の苦しかった練習から解放され、羽が生えたようになっている。もちろん、受験を控えた選手も多いだろうが、秋口は開放感でいっぱいになっている。そして大人への背伸びをしたいから、飲酒、喫煙に手を出すのだ。

周囲の大人も寛容だ。おそらく、日本の飲酒喫煙習慣を持つ大人で、20歳まで一滴も飲まず、一本も喫わなかった人は稀有だろう。多くは十代後半で飲酒喫煙を始める。
そして、かなりの部分は親など周囲の大人が「俺もそうだったから」と子供に勧めるのだ。あるいは子供が飲酒喫煙していても、厳しく注意はしない。

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高校野球指導者の多くは喫煙している。今は職員室は禁煙になっているが、監督室などで喫煙することも多い。指導中に飲酒することはないが、夜の付き合いでは日常的に酒を飲む。彼らは生徒に強く注意することはできない。

多くの親や指導者は「未成年の飲酒、喫煙は悪い」とは思っていない。いずれは嗜むことになる。それが少し早くなっただけ、と思っている。しかし「世の中が変わってうるさくなってきたから」やめなさい、というだけだ。指導者も「ばれないように喫え、飲め」というだけだ。

周囲の大人が「悪いこと」と思っていないことを知っているから、選手たちは飲酒、喫煙に手を染める。高校生は大人に比べれば馬鹿で、世の中の仕組みを知らないから「これくらい許される」と思っている。

しかし一方で、コンプライアンスの意識が高い人がどんどん増えている。そういう人が、こうした行為を見つけて通報するのだ。それによって可愛い後輩が非常な迷惑をこうむるのだ。

「飲酒喫煙を容認する大人」と「通報する大人」どちらが正しいかと言えば、圧倒的に後者だ。議論の余地はないのだ。
「未成年の飲酒喫煙は違法行為だ」という認識を私たちが持たない限り、馬鹿な子供の悲劇はなくならない。

とりわけ「喫煙」は、成人しているいないにかかわらず、アスリートにとってあり得ない生活習慣になっている。
野球の指導者は自分から率先して喫煙習慣を止めるべきだろう。また子供の前での飲酒もやめるべきだろう。
それが野球指導者の最低限の資質にならない限り、馬鹿な不祥事はなくならない。

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