昨年の大野奨太の日ハムから中日への移籍のときも感じたのだが、打撃の良くない捕手と大型契約をする意味がどれだけあるのだろうか。

大野も3年7.5億円で契約したと伝えられた。しかし今季の大野は63試合で137打数27安打2本塁打10打点.197にとどまった。いくらでフェンス面での評価があるにしても、2.5億円に見合う選手とはとても思えない。
炭谷も同様だ。

キャリアSTATS

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ここ2年は比較的打撃成績が良かったが、基本的には2割そこそこの打者だ。
菊池雄星との相性が良くて、ほぼ専任捕手だった。菊池のポスティングによるMLB移籍に伴って、炭谷もFA宣言したが、3年6億円に見合う選手とはとても思えない。

抜群に守備成績が良い捕手かといえば、そうでもない。パスボールが多い。肩は大野奨太よりも良いが、ずば抜けているわけでもない。

巨人では小林誠司の刺激剤にしたい意向のようだが、大城、宇佐美と打てる捕手がいて、そこに盛ってくる意味があるのだろうか。
しかも小林は5400万だ。その4倍の年俸を3年間も支払う「控え捕手」を入れる意味が分からない。しかも来季は阿部慎之助も捕手復帰をすると言われる。

毎度言うことだが、巨人というチームは、野球は何人でやるスポーツなのかを理解していないとしか思えない。いろいろな個性の捕手をたくさん集めても、そのコレクションは死蔵することになると思うのだが。

西武は森友哉が育ちつつある。岡田雅利もいる。その上に、巨人の有望若手を人的補償で獲得できそうで、大喜びではないだろうか。

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