早くも今日からMLBのポストシーズンが始まる。新聞などでは、今年もアリーグはニューヨーク・ヤンキース=NYY、ナリーグはフィラデルフィア・フィリーズ=PHIの下馬評が高いが、毎年のように新聞予想は外れている。
短期決戦は、シーズン通しての実績や、総合的な戦力ではなく、今、使える戦力の組み合わせが大事だと思う。その意味で、直近の9月の戦績を見る方が、予想の確度は高いはずだ。
9月のMLB各チームの戦績を見てみる。アリーグ。

AL-POST-2011





ボストン・レッドソックス=BOSは、この成績を見る限り、ポストシーズンに出ることができる成績とはいえない。打撃は相変わらず好調だが、投手陣が崩壊していた。
デトロイト・タイガース=DET、テキサス・レンジャーズ=TEXの好調が目立つ。投打ともに絶好調だ。TBはBOSとの厳しいつばぜり合いの中で、調子をあげてきたが、打線は貧弱。
そして、シーズン終盤、TBとBOSの星のつぶし合いの中で悠々とクルージングしていたNYYは、調子が上がっていない。緊張感のない試合をしていた感がある。NYYの調子はやや落ちていると見るべきだろう。
打線は水もの。突如爆発したり、鳴りをひそめたりする。これに比べて投手陣は調子を維持しやすいものだ。打線よりも投手陣の数字を重視したい。9月の成績を見る限り、投手陣が良いTEX、DET、TBはほぼ互角。NYYはやや落ちると考えるべきではないか。
NYYはCCサバシア、マリアノ・リベラを温存して臨んでいるが、こうした作戦が功を奏するとは限らない。むしろ、シーズン終盤の勢いをそのまま持ち込むチームが強いように思う。

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