MLB選手は、オン、オフかかわらず良く死ぬ。私生活が荒れていることも多いが、今回の事故はそうではなかったようだ。

TBS

元メジャーリーガーで2010年から11年に横浜とロッテに在籍したホセ・カスティーヨ選手と、エンゼルスで大谷翔平選手と同僚だったルイス・バルブエナ選手は7日、ベネズエラ北部ヤラクイ州で交通事故で死亡しました。

2人のキャリアSTATS

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カスティーヨはベネズエラ、カラカスの出身。MLBでの定着に失敗し、NPBにやってきた。あまり活躍しないままにマイナーに戻り、最近はメキシカン・リーグでプレーしていたが、2017年からはカリビアン・リーグでの出場だけだった。
彼がMLBに定着できなかったのは四球を選ばない早打ちだったからだ。

バルブエナはベネズエラ、スクレ出身。遊撃を除く内野を守るユーティリティであり、中距離打者としてMLBに定着。エンゼルスとの2年契約がおわり、今はFA状態だった。NPBでプレーする可能性もあっただろう。

地メディアによりますと、警察は4人が車道に石などを投げ、それをよけようとした車に事故を誘発させたうえ、金品を奪ったとみて調べているということです。

高速道路に強盗が出現するというのは、考えられないが、現在のベネズエラはウーゴ・チャベス、のコラス・マドゥロという二代の大統領の間に、一気に治安が悪化。ハイパーインフレが進み、犯罪も急増。
かつてはMLBの30球団がアカデミーを設置していたが、今ではほとんど引き上げられている。
悪政によって、野球どころではなくなったのだ。

ベネズエラではまだウィンターリーグをやっているが、ドミニカ共和国などに比べれば、大きく見劣りがする。
DeNAのアレックス・ラミレス監督やホセ・ロペスもベネズエラ出身だ。母国で野球をするなど考えられない状況になっている。

中島大輔さんのこの本の後半では、ベネズエラがなぜこんなひどい国になったに言及している。
要するに大衆受けをするだけで能力のないポピュリストが権力を握ったために、国は破たんの危機に瀕しているのだ。



スポーツは国の基盤が安定していないと運営できない。悲惨な事件は、世界には野球どころではない国もたくさんあることを改めて教えてくれる。


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